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子どもは宿題ノートは全部マルにしたい

子どもって、全部マルにしたいんです。

問題を解いて間違ったとき、それを消しゴムでキレイに消して、最初からあっていたかのようにマルをつける。

こうしたいんです。

これは小学生はもちろん、中学生にも本当に多いです。

お父さん、お母さんからすると「こんなややこしいことしないで、間違った問題は赤で直せばいいじゃない」

「消しゴムで消して直してマルをつけたら、間違えたことがわからなくて復習できないじゃない」こう思いますよね。

でも、子どもはできないのがイヤなんです。特にそれを人に見られるのが。

だから宿題のノートはきれいにマルばっかりになるわけです。

かわいいですね。

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こんな状態の子どもに「間違えることは恥ずかしくないよ。できなかった問題を、できるようにすることが勉強だよ」と正論を言ってもすぐには通じません。

理解しているのかもしれませんが、なかなか実践はできません。

頭では理解できても、長年の考え方のクセが抜けないんだと思います。

問題を間違う、イコール、自分を否定された。こう考えてしまうクセがついているのです。

そう思わせてしまう経験をしてきたのだと思います。

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学校の授業で問題を解くとき、先生が生徒を指すことがあります。

これ、やり方を間違えると、単なるプレッシャーにしかなりません。

子どもからしたら、クラスのみんなの前で間違えたくないですよね。

先生としては、対話っぽい授業をしたいのかと思いますが…

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今回は、子どもは全部マルにしたいというお話でした。

そんなもんだと知っておくと、対応しやすくなると思いますよ。

自信がついてくると、自分から赤で直し始めます。逆に、できる子のノートは赤ペン先生みたいに真っ赤です。


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