勉強しない子どもへの接し方「そんなにすぐには上がらない」
子どもががんばって勉強して、テストの順位が10番上がったとします。このとき、
「次はあと10番上がるようにがんばろう!」
こう言ってしまうことがあります。これ、子どもの状態によっては
「これじゃあ、まだダメってこと?」
と受け取られてしまうことがあります。
・・・
こんなとき、まずはがんばったことを認めてあげましょう。
「がんばったね」とか、「がんばって勉強してたもんね」という感じです。
そして、充実感、達成感をしっかり感じさせてあげましょう。
人はこうすることで、次へのモチベーションがわいてきます。
・・・
認めてあげて、達成感を味わって、子どもの状態がよくなると、子どもが自分から勝手に「次は…」と言い出します。
それを待つくらいでちょうどいいです。
「今度は…」と子どもが言い出したら、「そうだね」と応援してあげるといいでしょう(し過ぎないように注意・笑)
・・・
そもそも、テストの順位が10番上がったからといって、同じようにがんばれば、また10番上がるかというとそうではありません。
ここは勘違いしやすいところ。
10番上がった先には、実力のある子たちがいます。
その子たちを追い抜くにはさらなる努力が必要です。
維持するだけでもがんばってる証拠です。
・・・
でも、親はつい今回上がったから、次も…と思ってしまいます。
だから、子どもからすると、すごくキツく感じてしまうことがあるんですね。
やっても、やっても…みたいな。
・・・
今回は「そんなにすぐには上がらない」というお話でした。
逆に、子どもが焦っているときは(勉強しているのに結果が出ない子に多いです)、
「みんなも同じようにがんばっているんだから、維持するだけでもがんばってる証拠だよ。このままやっていこう」
こう声をかけてあげるといいでしょう。
お父さん、お母さんがこんな気持ちでいてくれると、子どもも心強いと思いますよ。
●感想をご紹介します↓
やったね、順位上がったね!次はもっと上目指そうね~。って言ってしまっていました。
でも、このブログを読むようになって、現状維持でも、「よく頑張ってるよね~。現状維持って大変だよね~。」
と、娘に言ったら、
「そうなんだよ。ほんと大変なんだよ。中3になって、みんな勉強しだすんだもん。」
と。
娘の様子を見ては、結構イライラしていましたが、「子供は子供なりに頑張ってるんですよ。」とおっしゃっているのを読み、温かく見守ることができるようになりました。
↑感想はここまで。ありがとうございました。
それでは次回もお楽しみに^^
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?