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勉強しない子どもへの接し方「何とかしようとしない」
前回は「勉強しなさい!と言わないと決める」というお話でした。
それにしても、どうして親は子どもに「勉強しなさい」と言ってしまうのでしょうか?
自分だって子どもの頃、そんなこと言われたらイヤだったはずです。
そんなこと言わない方がいいことはわかっていると思います。
それでも、つい言ってしまう…なぜでしょう?
ぼくが家庭教師と子を持つ親という2つの立場をやっていて感じることがあります。
それは、親は「何とかしたい」という気持ちが強すぎるということです。
・・・
家庭教師は週に何度か時間を決めて生徒さんと一緒に勉強します。
時間が来ればその日は終わり。ここで、一旦、区切りをつけることができます。
そして、どうやったら良くなるかな?次回はどうしよう?
こう冷静になって考えることができます。
でも、親はある意味、子どもとずっと一緒です。
区切りがない。
また、親は子どもの幸せを誰よりも願いますし、子どもが自分の力で生きていく術(すべ)を身につけさせなくてはと考えます。
だから、「何とかしよう」「何とかしなくちゃ!」と考えすぎてしまうのかなと。
その結果、無理なことを言ったり、感情的になって、つい余計なお説教をしたり、怒ってしまうのだと思います。
・・・
ぼくは、このことに気づいてから、自分の子どもに接するときには、
「何とかしようとしない」
こう、心がけています。
「今、これを言っても伝わらないだろうな」
「いかん、いかん、言いすぎた」
「子どもは子どもなりに考えているはず。少し様子を見てみよう」
「自分だって、子どもの頃はこんな感じだったよな」
「失敗しながら学ぶんだよな」
「できること、できそうなことを言おう」
「今、何とかしよう!としちゃったな」
こんな感じでやっています。
・・・
もちろん、いつもできるわけではありませんよ。
でも、「何とかしようとしない」と心掛けることで、うまくいくことが増えたし、前よりずっといいし、そう大崩れしなくなりました。
大きい視点、長期的な視点で、子どもに接することができると感じます。
太っ腹な感じ。
そして、何より心に余裕ができて、ぼく自身、親自身が楽です。
子どもだって、親がイライラしていたらイヤですよね。
まして、そのイライラの原因が自分だったら。
お父さん、お母さんが楽しそうにやっている方がいいに決まってます。
・・・
今回は「何とかしようとしない」というお話でした。
つい、肩に力が入ってしまったとき、思い出してみてください。
きっと、いい方向に向かうと思いますよ^^
それでは次回もお楽しみに。
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