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訃報が多過ぎますね…高橋幸宏さんを偲んで②

タイトルの通りです…皆さんきっと同じ気持ちだと思いますので、多くを語る必要はありませんね…今回も幸宏さんを偲んで、個人的に受けた音楽的影響のポイントをお伝えさせてください(あまり参考にはならないかもですが、音楽の聴き方が少しでも広がれば、と思います)。


前回①では「英語で歌うこと」というグローバルな視点で幸宏さんを振り返りましたが、それはインディーPUNK界隈でも一緒で、その後のLAUGHIN' NOSE前後のバンド達からも、音楽における同時代性を強く意識させられま
した。

今回は幸宏さんからのサウンド面での影響に触れたいのですが、まずYMOや幸宏さんに触れる前から、自分はモンキーズを中心にビートルズストーンズといった60年代の音楽に小学生ながらハマっていたという事実を、お伝えさせてください。

なので「ロックとはリズム隊が8ビートを刻むものだ」という認識が既にあったわけで、小学生ながらギターを練習する時はベース音を拾って練習してました(子供なので手が小さいゆえ、コードをしっかり押さえるよりもベースの単音は耳コピしやすいし弾きやすかったというのもあります)。


ところが幸宏さんの音楽は、ベースを手で弾かないどころか、16ビートを刻むのですよ、しかも自動演奏によるクールなグルーヴで!


もちろんリーダー細野さんの影響によるものだと思います、ソロ作品前のYMOの時点で、その萌芽は感じられますし(細野さんはベーシストなので、LIVEでは度々手弾きしているLIVEシーンもあるのですが、音源になると打ち込まれた高速16ベースラインを繰り出すわけです)。



当時はドラムをどこまで打ち込んでいるのか、あるいは打ち込みと生演奏を混ぜているのか…曲によりけりなのでしょうけど、おそらく当時の最新リズムマシン、リンドラムで作られたと思わしき硬質なドラム音と、このグイグイくるシンセベースの相性が、子供心にも抜群にカッコ良く感じられたのです。

おかげでギターしか弾けないくせに、妙にリズム隊にもこだわる音楽変態になってしまったと思いますが、幸宏さんが気付かせてくれたリズムへのこだわりは、今現在の自分の音楽観にもメチャクチャ影響を与えていると思います!

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