感情と

このnote、ほかの人の文章とか読むと、その人の中の交差する感情というものを感じる。例えば最近TVで活躍されているなすなかにし中西さんのnote見ると、中西さんがその時に揺さぶられた感情を文章として見ることが出来る。

私が特に好きな投稿は2022年の1月23日の引き出す我が子
内容はシンプルにお風呂上がりの時の中西さんと中西さん息子の話。中西さんの息子がお風呂から出たくない様子、その時の中西さんが息子さんに言葉をかけるという投稿だ。
私のようなモブなら普通「全然お風呂から出てこなくて渋っちゃいましたよーあははー」で終わらせると思う。しかし、中西さんは違う。中西さんは息子さんにかけた言葉をすぐ反すようなもう1人の存在「茂樹」を生み出す。「茂樹」が言った言葉を「茂樹」が感銘を受けるなんて不思議な話だが、ここで終わらないのが中西さん。さらにもう1人の「茂樹」が登場する。3人寄れば文殊の知恵とは言うが3茂樹が揃えばyahoo知恵袋とはなかなか興味深い。そのあと息子さんはお風呂にまた向かったとのことなので、3茂樹を乗り越えた息子さんは将来、大物になりそう。

もう1人紹介したのがブリキカラス小林メロディさんの2022年4月11日投稿のWi-Fi
こちらは前に投稿された2022年1月29日の劇場の続き

こちらは今は亡き新宿角座の1つのミステリーについてだった。それは
TKO木本さんが「新宿角座にはWi-Fiがあるんやで!」とTVで発言された出来事だったらしい。そこからメロディさんがいろんな人に話を聞いてWi-Fiの存在を探し回るという投稿だった。先輩芸人さんも知らないWi-Fi、なぜか知っている若手マネージャー、そこに話を遮った先輩マネージャー。ある1つの作品を見ているみたいでとてもワクワクしていた。感情に振り回されているメロディさんも面白かったし、これが新宿角座が存在しているときに読んでいたらきっとインディ・ジョーンズの気分で新宿角座に出向いてただろう。きっとWi-Fiはお客さんや若手芸人がいるときは古い金庫かなにかに隠されていて、マネージャーの方々が持っている不思議なカギで金庫をあけて使っているんだ…なんて。

もう現実には新宿角座がないのでミステリーもワクワクも彼方ですね。

なぜ私はこの投稿に魅力を感じたのだろう。その時、私も似たようなことあったなと思い出した。


小学生の頃に担任が「宮沢賢治の銀河鉄道の夜は話が分かりにくいだろう?きっと盗まれたかどこかに隠されたんだ。まだ、この世の中に銀河鉄道の夜の続きの原稿があるぞ!」と幼き私の頭に刷り込まれたことを思い出した。その時から私は銀河鉄道の夜を見るたびにこの話は未完成の物語なんだと無意識に感じてしまう沼に陥ってしまった。友達は銀河鉄道の夜を大好きと目にシャンデリアを担いでいるのかぐらいキラキラしていて眩しかった。でも未完かもしれないんだよなとなんともいえない感情をずっと心に閉まっていた。
しかし、ネットで検索しても盗まれたなんてこと書いてないし、誰かに聞いてもそんなわけないだろと一蹴される。そもそも私はあの話の展開で納得している。もしかしたら、あの担任の妄言だったかもしれない。ただ、もしもまだ原稿が残っていたとしたら…きっと私は完全版として読みたいと思うんだろうな。それが名作が名作じゃなくなる可能性がほんのあったとしても、新宿角座の幻のWi-Fiのように知らないままで終わらしたくない。と、感じたからメロディさんが書いたWi-Fiに謎のシンパシーを感じたのでしょうね。



とりあえず、好き勝手に書きましたが結論
「noteいつも楽しく拝見させていただいております。ご無理をせず毎秒投稿してください。」
です。

以上です。ここまで読んで頂きありがとうございます。ありがたき幸せ。

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