レンズ沼あれこれ:SUN AUTO ZOOM 75-200mm F4.5 MC MACRO
今回は、SUN AUTO ZOOM 75-200mm F4.5 MC MACROです。手許のレンズはペンタックスKマウントタイプ。レンズについての詳しい情報がなかなか見つからないのですが、ゴトー・サン時代のレンズカタログには掲載されているようなので、おそらく1980年代はじめ頃のレンズかと思われます。サン光機は70年代が最盛期だったとも言われていますから、サンのレンズとしては終わり頃のレンズなのかもしれません。
そんなことはさておき、購入した値段はジャンク級のU800、ただし、驚きの写りでした。出品者さまに感謝でございます。こんな出会いがあるから、レンズ沼は続くのであります。
レンズを解説しておくと、手前から絞り環→ズーム&ピントリングの順。直進ズームで手前が望遠端、伸ばすと広角端。広角端でもレンズ全体の長さは変わりません。また、ズームを伸ばすとマクロの印が現れ、もう一段伸ばしてのマクロ撮影が可能に。通常では最短撮影距離が2メートル、マクロだと30センチくらいまで寄ることができます。
SUN AUTO ZOOM 75-200mm F4.5 MC MACRO
マウント:ペンタックスKマウント
レンズ構成:9群12枚
絞り羽根:6枚
重さ(実測):537g
今回はオリンパスE-M10mark3を相棒に選びました。レンズは長さの割に細身ですし、適度に重みを感じさせるビジュアルは好相性だなと思います。マイクロフォーサーズ機なので、焦点距離は150-400ミリということになりますが、ピントは比較的合わせやすい気がしました。
日差しが強すぎる日中は避けて夕刻スナップ。キラキラとシャドウの沈み具合のコントラストがいい味出しています。
当方、撮り鉄ではありませんが、撮影にはちょうどいい場所が何か所かあるんです。
ウとサギ。黒と白。本格的に野鳥を撮るには、焦点距離がもうちょっと欲しいところでしょうか。
マクロも使ってみました。ピントが合う位置に自分が動くというスタイルですが笑、うまくタイミングが合えばなかなかシャープではないかと思います。被写体に近づきすぎて接触するというリスクがないのも、安心感ありです。
似たような焦点距離のズームレンズもいくつか持ってはいるですが、状態やら写りやらを総合的に考えると、所有するレンズの中では一番かもしれない…そんな気がしてきました。
何より値段が値段ですからね。購入については静岡県沼津市のカメラの多成堂さんにお世話になりました。将来再び、お世話になる日がくると確信しています笑
レンズ自体が長いので多少収まりづらく、細長いバッグが必要になるという一面もありますが、写り、使い勝手、撮り味とどれをとっても満足の行く逸品であります。機会があれば、サン光機のズームレンズ、ぜひお試しください。
なお、レンズに関する記述や評価はすべて、素人カメラマンの個人的な感想です。誤った情報や評価などがあれば、ただちに修正していきたいと思っています。その点はご容赦ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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