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後悔なく生きるきっかけ①死にかける

【ご挨拶】



はじめましての方もそうでない方もこんにちは。
ひーちゃんとおししょーです。

こちらのブログは、都会から愛媛に引っ越した夫婦(主に嫁:ひーちゃん)が、田舎暮らしで気が付いたことを書いています。

周りの友人から「なんでそんなに行動力があるの?」
と言われるので、そうなったきっかけや考察を何回かにわけて書いていこうと思います。

テーマは「後悔しない生き方」

【きっかけ】

悔いのない生き方をするようになったきっかけは2つあります。
①死にかけた
②母の死

今回は、①について書きます。

【事件は起きた】

28歳の時に、当時付き合っていた彼氏と旅行に行って、
帰り道で死にかけました。

その時は秋口で、時間は19時を回っていました。
外はもう真っ暗で、どの車もヘッドライトがついていました。

旅行の帰りに車内で大ゲンカをしたため、
私は助手席でだまったまま、ずっと左側の歩道を肘をついて見つめていました。

すると・・・・

おやっ?

歩道の景色が少しずつ遠ざかっていくではないですか。

不思議に思って運転席を見てみると・・・

ねてるーーーーー!!!

角度はもっともっと下を向いてました

ほぼこんな感じで寝てました。

ここから、ほぼ数秒でおきた出来事↓は以下の通りです。

運転席を見て

えっ?!

そして前を向くと、完全に対向車のレーンに正面から入っており、
気が付いた時には対向車がすぐそこにあり、
ライトで目の前が真っ白でした。

こんな距離感ではなく
これくらい真っ白

死ぬときに、色々なことが走馬灯のように見えるという言葉があります。

事実です!!

幼少期からの出来事が、頭の中を駆け巡ると同時に

「あー死ぬんだな」

そう確信しました。

すると・・・

なんと勝手に私の腕がハンドルを握り、
わーーーー!危ない―――!
と叫びながら、
ハンドルを左に切りました。

ですが、ハンドルを急激に切ったので、
今度左に回りすぎてしまい、
歩道のガードレールに突っ込む寸前!

しかし私の叫び声を聞いた彼氏がその声で起きて、
咄嗟にハンドルを右にきって、
次の信号で何事もなく止まりました。

車を路肩に寄せて止まると、次の瞬間
「危ねーだろうがよ!!!」
と、ぶつかりそうになった対向車の方が車から降りてきて、
窓を割れんばかりに叩きました。

そりゃそうですよね。
相手も死にかけたわけですから。

「本当にすみません」
平謝りして、どなられるだけで許してくれました。

【生かされたという感覚】

あまりにも怖くて、
しばらく心臓がバクバクし、呼吸は荒くなり、
涙が止まりませんでした。

しかし、同時に思いました。
「ハンドルをきったのは、いったい誰?」

そうなんです。
無意識に体が動いたんです。

自分の意思で動いたわけではなく、
確実に見えない力が働いて、ハンドルをきりました。

幸いなことに、
対向車ともぶつからず、
ガードレールにも突っ込まず、
自分が怪我をすることも、
誰かを怪我させることもなく、
何事も起きませんでした。

「生かされている」

帰り道で確信しました。
自分の生命というものは、
自分のコントロール外の所にある。

この事件をきっかけに、そう思うようになりました。

【弱さへのの天罰】

なぜこんなことが起きたのか?ですが、
自分の弱さにくぎを刺されたと思っています。

自分の弱さを優先し、周りの人を大切にせず、
命の時間を無駄に使っていたから

私は自分の淋しい気持ちをやり過ごす方法を知りませんでした。
そこと向き合うこともしてきませんでした。
だから常に彼氏がいました。問題がある人ばかり・・・

実は当時付き合っていた彼は、依存するためだけの彼氏でした。
今思えば、好きというよりも、
「誰よりも一緒にいてくれるから。淋しくならなくて済む」

そんな、自分の弱さを感じさせないでくれるための存在でした。

彼は問題を抱えている人で、
本人はわかっていなかったけれど「虚言癖」という病気でした。

「昨日のお昼ご飯何食べたの?」と聞けば、
今日は唐揚げと答える。
その翌日に「一昨日はお昼何食べたの?」と聞けば、
オムライスと答える。

つまり、毎日言っていることが異なるので、
何が本当で何が嘘か、本人も周りもわからないくらい、嘘つきなんです。

こういう人と関わったことがない人に、この話をすると
「そんなことあるわけないっしょ」
と言われたりするのですが、虚言癖は立派な病気で、
本当に毎日言っていることが変わるんです。

一番大きな嘘は、
無職貯金なしの状態での引っ越しです。
これはもはやコントでした!

「同棲したいから、一緒に内見に行こう」と無職貯金ナシ男が言います。
内見に行き、なんと家賃10万円の家を「気に入った!」と言い、
契約書を持って帰りました。

この時点で私は
「無理だろうな―」と思ってたし
「どこまで嘘つくんだろう?」
どこまで行くのか気になったので、便乗することにしました。

この文章を読んでいる方は、
私が疑いやすくめちゃくちゃ性格悪いと思うかもしれません。

そう思ってくれても良いのですが、
本当の嘘つきとは、これくらい強烈なんです。。

話をもとに戻します。
さらに嘘は続き、
「家を借りる審査が下りて、契約した」
「引っ越しは6月6日にしよう!覚えやすいし」

という、お前マジか?!というところまで。

無職で貯金がない人間が、家を借りられるわけありません。
私はそれをわかっていましたが、どこで嘘を辞めるのか知りたくて、
全てに便乗しました。

嘘とわかっていながら、引っ越しの準備しました(笑)
当時は実家住まいだったのでできる悪ノリですw

洋服をダンボールに詰め、
簡単な家電も準備し、当日の朝、引っ越しで汚れても良いような服で
彼を待っていました。

「ごめん。大家と不動産屋がトラブってて午後になるかも・・・」

この期に及んで、まだ嘘をつくんかーい!

でも私も一度乗り込んだ船は降りられません。

「あ、そうなんだ。じゃぁ午後になったらいけるね!それまでお茶でもして待ってようよ♪」

そしてお昼ご飯を食べていると13時になりました。

「あ、不動産屋から電話だ!ちょっと待ってて」

どこまで自作自演するのか・・・
いつ「どっきりでした!」が来るのを待ち構えていました。

「ごめん。夕方までかかりそう」

まだ嘘つくんかーい!!

「え?なんかおかしくない?こっちは今日だって言っているんだから、
不動産屋に直接言って話聞こうよ。切れた方が良くない?」

とさすがにちょっとしたジャブを打ちました。

「いやいや大丈夫!!」

ほんまかいな!!
っていうか、電話してないやろ!
自作自演恥ずかしくないのか?!

生粋の関東人の私が、関西弁が出てしまうくらいの驚きです。
さて、そろそろ引っ越しコント終わります!

夕方になり空が暗くなりました。
さすがに私もしびれを切らし、助け船を出しました。

「全部・・・うそだったんでしょ?」
彼「うん。。。」
私「どこからが嘘だった?」
彼「契約できたってところから」
私「なんでこんな無意味な嘘をつくの?」
私「喜ばせて一個も本当がないってなると傷つくよ?それなら最初から期待させないでよ!!!」
彼「・・・・・」

さて、お気づきでしょうか。

「謝罪がない!!!!」

そうなんです。
彼は「悪いことをした」と思っていないんです。

嘘をついても、私と一緒に住むというコントをできたことが
むしろ褒めて欲しいくらいに思っていました。

これは今でも、私の人生のネタ帳の上位3話くらいに収録されております(笑)

さて、長くなりましたが、話を本筋に戻します。
この引っ越しコントが6月で、旅行に行ったのは秋でした。

そうなんです。

別れられなかったんです。

その理由は、最初に書いた通り、
別れて一人になることが淋しく恐怖でした。

だから、彼が嘘つきでもそこは自分が期待しないで我慢して、
一緒にいればいいと思っていました。

しかし、この彼は他にも「お金にだらしがない」という大問題を抱えていました。詳しくは割愛しますが、のちのち、私の友人2人からもお金を借りていることが発覚しました。

私が「別れた方がいいかな?」と相談していた友人二人でした。

友人は
「ひーちゃんの為に、お金を貸したことは言わないでおこう」

そう思ってくれていたようですが、
あまりにもお金が帰ってこないので、
旅行に行く話をした時に「実はね・・・」とお金を貸したことを打ち明けてくれました。

「本当にごめんね。。」

口ではそう言ったし、彼氏にも怒ったのですが、
そんなことが起きても自分の淋しさと向き合う自信がなくて、
別れたらまるで世界が終わってしまうかのような不安を抱えていました。

死にかけたのはそれから間もなくしてでした。
なので思いました。

「これは弱さへの天罰」

自分の淋しさに蓋をして、自分の欲を満たし、
周りの人に迷惑をかけ続け、
かりそめの幸せを手にしていることは、
せっかく命を授けられた者として、命を全うしていないこと。

この人と一緒にいる限り、
自分だけでなく、周りの人も不幸にしてしまう。

この事故はこれが最後だよ。
次は命を奪うからね。

そういう警告だと感じました。
感じた、というよりも、確信しました。

そして、事故りそうになった1週間以内に別れました。
たった1年の付き合いでしたが、彼が嘘つきだったことで、
もっと長く一緒にいた人よりも、たくさんのことを学べました。

今ではその経験をさせてくれたことに感謝しています。

【一人で生きていく覚悟】

さて、別れて毎日涙を流していましたが、
友人の助けもあり、1週間後にかなり元気になりました。

別れてしまえば、
その人との将来は消えてしまうわけで、
毎日悩んでいた「いつか別れちゃうかも」とか
「将来こんな嘘つきでどうすればいいのか」とか
一切考えなくなりました。

一人になり、自分の「淋しい」気持ちと向き合うようになり、
こんな怖い思いは二度としたくない!と思いました。

そして
「強くなること」
「一人で生きていく覚悟」

を決めました。

心の弱さがあったので
「誰かと一緒にいないと無理!」
と思っていましたが、
もしかして慣れてしまえば一人も平気なのでは?
と思い、しばらくは一人で過ごしてみることにしました。

淋しさとの付き合い方がわかれば、
次に誰かと付き合う時に依存しなくて済む。

そうすることで、相手が問題のある人でも、
自分から別れを切り出せる。

そういう強さを身に着けようと決めました。

【明日死んでも良い生き方】

長くなりましたが、後悔なく生きようと思ったきっかけの一つは、
今回の交通事故に遭いかけたということです。

自分の命は自分のコントロールの範疇ではないと知りました。
(自殺は別ですけどね…)

だから、
1時間後かもしれないし、
明日かもしれない。

いつ死んでも
「あれをしておけばよかった」
「あんな景色見ておきたかったな…」
「あの人と会っておきたかった」
と後悔するような生き方はしないと決めました。

それが、
死ぬぞ!という貴重な経験をさせてもらい、
何か目に見えない力に生かされ、
今もこうして平和に生活を送れている

私の使命だと思ってます。

【締めのご挨拶】

長文を最後まで読んで頂きありがとうございました。

これが私が後悔なく生きると決めたきっかけの1つ目です。
皆さんにもそんな経験があると思いますので、
よかったら教えて頂けたら嬉しいです^^

いいねやコメントが励みになりますので、
応援して頂けたら嬉しいです。

ひーちゃん

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【音声配信】
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