凪良ゆう先生トークショーネタバレあり
ご挨拶
こんにちは!
ひーちゃんとおししょーです。
2022年に東京から愛媛県今治に地方移住した夫婦です。
田舎暮らしの気付きや経験などを書いています。
今回は、本屋大賞を受賞された凪良ゆう先生のトークショーのお話です!
凪良ゆうさんとは?
トークショー
今回は、「汝、星のごとく」の続編、
「星を編む」が刊行された記念で今治に来てくれたようです。
前回の汝〜のときのトークショーには来れなかったので嬉しい!
今回で今治は4回目という先生。
なぜ今治を舞台にしたのか?
という質問に対して、
コロナ禍でロケができず困っていたところ、
編集者である河北さんの出身地である今治ならロケができるということで、こちらが舞台になったとのこと。
海か山か悩んでいたとのことですが、
先生は山よりも海が好きだったようで、こちらにしたとのこと。
ロケ地
尾道からしまなみ海道を渡り、
大三島〜伯方島〜大島と観光されたようです。
素敵だなと感じたのは、
The観光地に連れて行ってほしい!と言ったわけではなく、その土地を味わいたかったので、
自然に身をおいたところ。
編集の河北さんと、名もなき浜辺で体育座りして海を眺めたりしていたそうです。
風の香り、海、山の景色、など
島の風景を実際に感じたことで、小説に出てくる描写になったとのこと。場所によっては、沖縄よりきれいとも。
地元に住んでない人でも、
読んでその街や島の空気感を読者に感じてほしいと言っていました。
たしかに、島に住んでいない私でも容易に想像できたので、素晴らしい作家さんだと思いました。
先生は京都で見る海と瀬戸内の海は違うと言っていました。
私も、関東から引っ越して思いますが、
淡いグリーンの日もあればブルーの日もあり、
今まで見てきた海よりも美しいと感じています。
また、おんまく祭りの花火も巨大だと驚かれていました。遠くから見ても大きいので、実際結構大きいのでしょう。
最初から決まってたゴールの情景
汝〜の主人公の暁美が、
バスに乗りながら、自分の故郷を離れると決断した時に、自分の故郷を美しいと思った。というシーンがあります。
プロットの段階からこれをひとつのゴールとして目指してたそう。
ロケにしまなみにやってきて、
橋から夕陽を見た時にそのゴールを決めたとのことですが、しまなみ海道から見える夕陽は誰もが美しいと感じるであろう、今治の財産ですね。
食事の描写
観光はしなかったそうですが、
おいしいものはたくさん食べられたそうです。
ちなみに、今回のトークショーの前日には、
餃子専門店の白雅に行かれたそうです。
私もここの餃子は大好き!!
それ以外にも、ロケの間には瀬戸内のお魚をたくさん食べたとのこと。
京都のお魚とは違って新鮮で美味しいと言っていました。確かに、これだけ海に近いので、どのお店で魚を食べても、基本的に新鮮でおいしいです。
また、夏のロケにはかき氷を食べたとのこと。
有名なtamayaさん、登美堂さんもいかれたようです。
続編:星を編むについて
続編を書いたわけ
汝〜はあくまでも、櫂と暁美の物語。
なので、気になる北原先生の過去の話を本編にいれると、贅肉になってしまう。
そう思ったので続編には、
本編には出てきたけど描写されなかった裏の部分が3編書かれています。
1.春に翔ぶ
北原先生の過去。
本編の主人公の櫂よりも人気があるとのこと。
人にはいろんな側面があるけれど、
よく見ていなければ、自分が知っている情報だけがその人の印象になってしまう。
そんな世の中の偏見、思い込みを変えたいと思って書かれたのがこの章だったようです。
プロローグを読み、物語を読み進め、
エピローグを読んだ時に、人の印象が変わる
そんな仕掛けが盛り込まれています。
2.星を編む
仕事小説。
櫂の漫画の編集に携わっていた二人の物語。
植木さんのモデルは河北さんらしいです(笑)
河北さんは編集者の中でももっとも書店員さんとつながりが深い方とのこと。
明屋今治本店さんもめちゃくちゃ力を入れて、凪良先生を売り出しています。
私も何度か行きましたが、本当に応援しているのだなと思うようなPOPやチラシがたくさんありました。
凪良先生ご自身も、書店さんはチームとして頑張ってくれている仲間だとおっしゃっていました。もともと文芸では無名でしたが、書店によって育ててもらったそうです。
3.波を渡る
生き残った主人公:暁美の人生は今後も続いていきます。
そしてそのパートナーである北原先生の人生も。
物語が終わっても、登場人物のその後はある。
そんな表現をされていましたが、
それを描いたのがこのパートでした。
まとめ
今治が舞台となったこの汝星のごとく。
そして続編の星を編む。
トークショーのあとにサイン会で少しだけお話をさせて頂きましたが、
凪良先生はとても上品でも透明感があって魅力的な方でした。
その先生を支える河北さんも、登場人物の植木さんのように、
先生だけでなく書店さんも愛する温かい方でした。
小説って、読んでいて頭の中にその情景が描けるものと描けないものがあり、こちらの小説は私が今治に住んでいるというのもあり、
ありありと想像することが出来ました。
素敵な言葉がたくさん詰まったこの小説の舞台に住めていることが
とても嬉しく感じました。
まだ読んでいない方はぜひ!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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ひーちゃん
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