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こんなはずじゃなかった!緊急事態宣言で夫も一緒に里帰り!?約一か月半の実家滞在記①

 緊急事態宣言禍での初めての里帰り出産。なんとなんと夫も実家でリモートワークをすることに。てんやわんやの1カ月半の記録妻の目線から振り返ります。

のんきな妊婦生活。退屈な実家での日々…

 2020年3月、妊娠9カ月。私は出産のために実家に帰省しました。この時はまだ世の中がこんなに大変な状況になるとは思ってもいませんでした。

 初めての出産にドキドキ。早く赤ちゃんに会いたいな♪とわくわくしていた3月中旬。まだまだ新型コロナの脅威を知らなかった私にとって、久しぶりの実家での生活は心配性の母の言葉が煩わしく、窮屈で退屈に感じていました。

 徐々に新型コロナウィルスの感染者が増え、ヨーロッパでは感染爆発、ロックダウン。母親の行動規制は激しくなるばかり。妊娠によるホルモンバランスの乱れと慣れない実家生活のストレスで父と大喧嘩。一言も口を聞かない冷戦状態に突入。週末に夫が実家に会いに来てくれるのが唯一の楽しみ。半泣きになりながら「家に帰りたい」「里帰りを選択したのは間違いだった」と愚痴っていました。

立ち合い出産が禁止になる産院が続々と…

 そんな中、妊婦や新生児への新型コロナウィルスの影響がまだわからなかったこの時期、東京の産院では次々に立ち合い出産が禁止になっていきました。毎日ネットで通っている産院のHPをチェックしては、立ち合い出産が禁止になっていないことを確認して胸をなでおろす日々。4月に入ると国内の感染者も増加。立ち合い出産が禁止になるのも時間の問題。父とは相変わらず冷戦状態が継続中。私の緊張とストレスは限界ギリギリでした。

 唯一心穏やかに過ごせる時間は夫が実家に会いに来てくれる週末のわずかな時間…。東京都知事が「ロックダウン」という言葉をニュースで使い始めた頃。移動が制限されるようになったら、夫が県をまたいで実家に会いに来ることは難しくなる。父との冷戦状態の中、コロナの脅威が迫る中、夫不在、一人での出産なんて耐えられない!!!(涙)

会社から原則リモートワークの通達

 夫の会社から、4月は原則リモートワークとの通達が…。週末で実家に来ている夫に「緊急事態宣言が出るのも時間の問題。実家でリモートとかできないかな?このままここにいて」と懇願。

 そこからの夫の行動は素早く、一度家に戻って必要な荷物をまとめ上司に相談し、実家でリモートワークする手はずを整えて戻ってきてくれました。そして、なんとその翌日…緊急事態宣言が発令。県をまたぐ移動が自粛されました。

 この日から、夫と私の実家での約1か月半におよぶ共同生活がスタートしました。妻の私にとっては、期せずしてコロナによって、初めての出産に向けて最高の状態が整うことになりました。夫にとっては…さぁ、どうだったのでしょう。長くなったので、続きはまた次の記事に書きたいと思います。

 



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