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トップチームが直接指導 SAWAサッカーチャレンジ 圏域で年100回以上計画
社会人サッカーチーム・コバルトーレ女川の選手が石巻地方の未就学児向けに巡回型のサッカー教室を行う「SAWAサッカーチャレンジ」が、本年度に始動した。来年3月末までの1年間、圏域2市1町の保育園、幼稚園児向けに計100回以上の教室を開く予定。キックオフとなった13日は、女川町立しおかぜ保育所の年長児16人を対象とし、選手たちがサッカーの楽しさを伝えた。
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文部科学省の学校保健統計調査では、県内児童は肥満傾向の割合が全国平均よりも高く、全国体力テストでも体力合計点が全国平均を下回るなど子どもの運動不足が地域課題の一つ。地域共創を理念とする(株)コバルトーレはこうした背景を踏まえてサッカーチャレンジを企画。東松島市に宮城工場がある(株)サワがスポンサーとなり、未就学児の健全育成と運動機会創出につなげる目的で開いた。
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初回は女川町総合運動場多目的運動場で実施。コバルトーレ所属でサワに勤務するGK古川裕貴選手、FW田原伊織選手、MF今部勇太選手がサッカーボールを使った鬼ごっこや、遊び要素を散りばめた簡単なドリブルとシュート練習を優しく教え、子どもたちに楽しい時間を提供した。
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青空の下、コバルトーレのトップ選手と共に、人工芝の上を駆け回った子どもたちは「楽しい」「もっと遊びたい」と大喜び。阿部心美ちゃん(5)は「ボールを持って皆で走るのが楽しかった。またやりたい」と満足気な表情を浮かべていた。
古川選手(29)は「地域の子どもたちの元気は地域活性の源。地域のために自分たちにできることで力を尽くしたい。まずはサッカーという競技を知り、楽しさを感じてもらえれば何より」と話していた。【山口紘史】
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