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新人浅野氏トップ当選 少数激戦18人に笑顔 現職13人全て再選

 任期満了に伴う東松島市議選は25日、市内22カ所で投票が行われ、即日開票で18人が決まった。内訳は現職13人、元職1人、新人4人。同時選だった市長選が無投票となったことで市議選単独となり、投票率は53.03%。市長選と同時に行われた前回より9.62ポイント低い結果となった。新人浅野直美氏(44)=自民公認=が1583票でトップ当選し、16票差で前回首位の現職土井光正氏(67)、さらに45票差で新人阿部秀太氏(60)と続いた。

浅野 (1)

トップ当選した新人の浅野氏

 市議選には現職13人、元職1人、新人5人の計19人が立候補し、18議席を争う少数激戦となった。コロナ禍での初の地方選挙であり、各陣営は集会を開かず遊説や街頭演説を軸に戦い、声をからした。

 当日有権者数は3万2885人。投票者は1万7440人(男8352人、9088人)。開票は午後8時15分から市民体育館で始まり、傍聴席では各陣営関係者が座り、作業を見守った。

土井氏

くす玉を開披し、支持者とともに喜ぶ土井氏

 午後9時20分の2回目の開票速報から票差が出始め、陣営関係者もざわつき、各事務所も固唾をのんだ。同10時20分の4回目速報で開票率は93・46%となり、当選を確信した陣営は歓喜に沸いた。

阿部秀太氏

妻紀子さんと当選を祝う阿部氏

 トップ当選した浅野氏は、開票直後から優勢な状況となり、同市小松の自宅敷地に設けた事務所に多くの支持者が駆け付けた。渥美巖市長も激励し、グータッチを交わした。

井出氏 (1)

師弟関係の上田氏が井出氏(右)に想いを託した

 夫や子どもたちとともに支持者に感謝を伝えた浅野氏は「コロナ禍の選挙戦は、直接有権者の方々に訴える機会が極端に少なく、難しい戦いだった。その中でも多くの応援をいただいた。声なき声の代弁者として初心を忘れず、誰一人取り残さない地域づくりを進めたい」と語った。【横井康彦】


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