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砂浜でヒラメ、マゴチ狙い 石巻港でイルカに遭遇

【2019年6月12日掲載】

 腰痛持ちだった私の腰が5月半ばに限界を迎え、治療に伴って一時、「つりパラダイス」を休載していましたが、体調も回復したため、今回から地域の釣り情報をガンガン届けてまいります。【千葉拓人】

 復帰最初の舞台は東松島市大曲の砂浜と石巻港周辺の防波堤。初夏にシーズン入りするマゴチやヒラメを狙って早坂悠真さん(23)=石巻市のぞみ野=と釣行した。

 朝というには若干早く感じるほど、真っ暗な午前4時に待ち合わせをした私たちが最初に向かったのは大曲浜の海岸。潮通しがとても良く、年中を通して多くの釣り人が足を運ぶ好ポイントだ。

 この日は深夜から雨が降り続く悪天候で朝方も雨は少し残っていたが、浜に到着するとすでに数台の車が停車していた。14-28グラムのジグヘッドに小魚を模したソフトルアーを付けて竿を振った。

 開始から30分ほどで早坂さんが早速、竿をしならせた。掛けた瞬間から「小さい、小さい」と感触を口にしており、揚がってきたのは体長約25㌢のヒラメ。持ち帰る大きさではないので、成長を願って海に放した。

 その後もアタリはポツポツと出るが、なかなかルアーに食いつかない状態が続いたため、この場所に見切りをつけた。

190612つりパラ_メイン写真

良型サイズのマゴチが釣れた

 続いて向かったのは石巻港周辺。雨の中での釣りで私たちはずぶ濡れだったが、そんなことよりも魚を釣り上げたい一心が勝っていた。この願いがかなうように早坂さんの竿にアタリが出始め、数分置きに20-40センチのマゴチを釣り上げた。

 そろそろ釣りを終えようと車まで戻ってくると、数人の港湾関係者が海を見ていたので声をかけた。するとそこにいたのは元気に港内を泳ぎ回る数頭のイルカ。200メートルほど離れていたが、私は2頭のイルカが背びれを海面から出しながら泳ぐ姿を見ることができた。

 「しまった。スマホしかない。望遠レンズ付きの一眼レフカメラを持っていればよかった」。またも釣りでボウズだった私に追い打ちをかける出来事。会社に戻ってから上司に「なぜカメラを持っていなかった!」と叱られ、再び落ち込む私がいた。


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