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ちびっ子ユーチューバーが行く 憧れの仕事を疑似体験 動画撮影し石巻の歴史探る

 「ちびっ子ユーチューバーが行く!謎解きたから探しツアー」が1日、石巻市住吉町の大島神社など3カ所で行われた。小学生がユーチューバーを体験しながら仕掛けられた謎を解き、楽しみながらまちの歴史や魅力を学んだ。

 一般社団法人石巻青年会議所(沼倉勝哉代表理事)が主催し、実施主体は同まちづくり広報委員会(伊勢瑛委員長)が担った。学びと遊びを融合させ、その様子を収めた動画を投稿サイトの「YouTube」で公開する企画。小学生の将来の夢で上位にあるユーチューバーの体験で関心を引き寄せた。

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大島神社で撮影に臨む小学生

 撮影スポットに選んだのは、地元では住吉大明神と呼ばれ、水の事故をなくす神を祭った「大島神社」、江戸時代に貨幣を造る銭座があり、今も地名として残る「鋳銭場跡地」、川村孫兵衛が北上川改修で使った縄を納めたことに起源する「縄張神社」。市内小学1-5年生16人が参加し、1カ所で計4回撮影してそれぞれ約10分の動画に落とし込んだ。

 大島神社での初回は釜小4年の兼重美愛さん、同2年の優愛さん姉妹が出演し、鳥居前や神社周辺で撮影。「何の神様を祭った神社?」の問いに美愛さんは「K-POPの神様?」とユーモアを交えて回答。やや難しい問いかけには、同会議所のスタッフが助け舟を出した。

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 絵文字で虫食いとなった言葉をつなぎ合わせて謎を解いた後は宝探しに挑戦。手渡された地図をにらみながら宝(菓子)を手にした。撮影動画は11日以降、YouTubeで石巻青年会議所と検索すれば見られる。

 同会議所は例年、石巻川開き祭りで「大綱引き大会」を開いているが、祭りはコロナ禍で2年連続中止。広報委の伊勢委員長は「今回の企画は祭りの代替企画。子どもたちがこのまちをもっと好きになり、来年の川開きの機運を高めるきっかけになれば」と話していた。【外処健一】


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