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石巻高校新聞部 県議選特集「政治に関心を」

 県議選への高校生の関心を高めるため、石巻高校の新聞部(馬場珀虎部長・部員43人)は立候補者6人が掲げる政策、横顔などの情報を盛り込んだ校内新聞を制作中だ。取材班の6人が候補者にインタビューした内容を一問一答形式で載せる。
 校正作業が進んでおり、20日昼までに各クラスに掲示する。馬場部長(2年)は「若者の政治への関心の高まりが投票率向上にもつながる」と話していた。
 同部は年2回、春と夏に校内新聞を発行するが、今回は特別に県議選に焦点を当てた特集を企画した。政治に高い関心を持つ馬場部長が「選挙権年齢が18歳以上に引き下げられ、投票できる生徒もいる。政治に関心を寄せるような新聞を出してはどうか」と提案。部員が手分けし、各候補者の後援会事務所を回って取材した。

専用の新聞製作ソフトで記事執筆を進めた

 政策や村井県政への評価、地域課題に対する質問のほか、趣味や特技、高校時代の思い出も聞き、記事は一問一答で執筆した。馬場部長は「生徒に興味を持って読んでもらうため質問内容や書き方は工夫した」と話す。

あすにも校内発行

記事掲載を前にミーティングを行う部員たち

 新聞はA3サイズで候補者を2人ずつ3枚に分けて掲載。公平性を保つため、顔写真の大きさや文章量にも注意を払った。新聞は全学年計18クラスに1セットずつ配布する。
 馬場部長は「候補者の政策を知ることが大事。そこには目を向けるべき地域課題が含まれている。作った記事が少しでも若者の投票率向上につながればうれしい」と話していた。
【山口紘史】



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