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元なでしこ永里さん任命 女川町観光大使 まちの魅力世界に発信

 女川町観光協会(持田耕明会長)は19日、まちの魅力を内外に発信する観光大使に新たに、女子サッカー元日本代表(なでしこジャパン)の永里優季選手(33)を任命した。式では持田会長から任命証が手渡され、永里選手はサッカーを通じて世界に女川の良さをアピールていく決意を示した。【山口紘史】

女子サッカー永里選手 女川町観光大使任命 (30)

任命証を受け取った永里選手(中央)

 永里選手は昭和62年、神奈川県厚木市で出生。2011FIFA女子W杯などに日本代表のFWとして出場し、同大会で優勝。翌年はドイツの女子サッカーリーグ(ブンデスリーガ)で得点王に輝くなど功績を残した。

 東日本大震災後は復興支援の一環で被災地をたびたび訪問。25年からは女川町にも足を運び、子ども向けサッカー教室や講話で心の交流を図ってきた。こうした縁で俳優の中村雅俊さん、演歌歌手の山口ひろみさんに続く3人目の観光大使となった。

note用女子サッカー永里選手 女川町観光大使任命 (78)

子どもたちと一緒に体を動かして交流した

 持田会長は「永里選手は世界で活躍する一流選手。女川の良さをぜひ世界に発信してほしい」と述べ、来賓の須田善明町長や佐藤良一議長も町の魅力発信に期待を込めた。

 永里選手は「復興支援で女川と関わることで、多くのことを学ばせてもらい、私の挑戦につながっている。世界のメディアを通じて町の良さを伝え、貢献していきたい」と思いを語っていた。

 その後、地域の小学生を対象にしたサッカー交流会もあり、子どもたちはミニゲームや鬼ごっこを通じて永里選手と楽しい時間を過ごした。


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