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手間暇かけたこだわりの味|食堂きかく(石巻市相野谷)

 昭和15年に創業し、地域のお腹を満たしてきた名店。飽食の時代だからこそ手間暇かけたこだわりの味を提供しており、東日本大震災後は地元の大学と連携したメニューも掲げる。とくに「サバだしラーメン」(税込800円)はなつかしくも新しい味で、市外から多くの人が訪れる理由になっている。

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なつかしさ漂う老舗には歴史も刻まれている

連携メニューのサバだし看板

 「サバだしラーメン」は三陸産のサバからだしを取り、たっぷりの焦がしネギやガーリックチップ、黒コショウを乗せることで、スープの味を際立たせた。かといって臭みがなく、細麺との相性も良好。常連客はさらに半ライス(100円)を注文し、ネギとスープをかけてお茶漬け風にするという。

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人気のサバだしラーメンと半ソースカツ丼セット

 ソースカツ丼(800円)も創業以来の看板メニュー。柔らかくなるまで寝かせた県産豚肉を3種の生パン粉で揚げ、サバだしを使った甘い和風仕立てのソースをかけた。半サイズ(400円)もあり、サバだしラーメンとセットで注文すると50円引きになる。

 このほか、スパイシーな味わいのチャーシュー丼(800円)や、新メニューの「ソースカツバーガー(500円)」も人気。バーガーは土日祝日を中心にした数量限定販売で、食べ応えがテレビやSNSで話題を呼んでいる。

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新メニューのバーガーも注目

 店内はテーブル席と座敷、店舗2階の広間と約30席あり、駐車場も30台分と広々。佐藤宗雄代表は「口に入った時が最もおいしいタイミングになるよう努力している。なつかしい雰囲気の店内で優しい味を堪能してほしい」と語っていた。

お店情報

食堂きかく

 ▽住所=石巻市相野谷字飯野川町171
 ▽電話=0225-62-3381
 ▽営業時間=11時~14時
 ▽定休日=月曜、第2木曜。全席禁煙


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