横断歩道は手を上げて渡ろう 43年ぶり教則に再掲載 事故の6割歩行者巻き添え
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横断歩道は手を上げて渡ろう 43年ぶり教則に再掲載 事故の6割歩行者巻き添え

 交通事故の実に6割が歩行者を巻き込んだ事故となっており、警察庁は今春、道路交通法に基づく交通マナーをまとめた「交通方法に関する教則」を改定した。昭和53年に教則から削除した信号機のない横断歩道での〝手上げ横断〟の実践を再掲載。ドライバーに歩行者自らの存在を知らせる横断方法を定着させ、事故抑止を図っていく。43年ぶりの再掲載に合わせ、石巻署などでも各種安全講習で周知に力を入れている。

 県内の歩行者事故発生件数は、東日本大震災後の平成24年に記録した1026件を境に減少傾向にある。令和2年には最少の549件となり、今年も6月末時点の統計で267件と横ばい。半数の153件(57.3%)が道路の横断中に起きており、さらにその半数となる84件は横断歩道上となっている。

 横断歩道を渡る歩行者と車では、優先権は歩行者側にある。ドライバーは横断歩道手前の路面に表示された横断歩道の予告と減速を指示する「◇(ダイヤマーク)」をしっかり確認し、横断歩道に近づいた際は歩行者の有無に関わらず徐行。歩行者がいる、または他の車両で確認できない際は一時停止が必要だ。

手上げ横断のモデル

実際の道路で手上げ横断を指導している(東松島市赤井)

 しかし「歩道から横断歩道に突然曲がってきた」「スマートフォンの操作に夢中で周囲を見ていない」など、自ら危険に身を投じるような行動を見せる歩行者も少なくない。歩行者優先ではあるが、「車は歩行者に気付いて止まるもの」という安易な考えで、むやみに横断すると思わぬ事故に遭遇する。

 県警では、令和2年度から手を上げてドライバーに合図して渡るよう県民に啓発。さらに関係機関や団体に対しても指導、周知を先行依頼してきた。今回の教則改定で指導内容に法律的な裏付けを得ることができた。

 教則に基づけば横断歩道ではまず周囲を確認し、手を上げて横断を合図する。渡れるタイミングが来ても再度左右を確認してから渡る。横断中も安全確認は怠らず、横断後はドライバーに感謝のあいさつを行うことが道路利用の思いやりにもつながる。

 教則では、横断中も手を上げ続けて合図を絶やさないことをポイントに置いている。しっかりと意思表示を続けることが後続車へのアピールにつながる。

 石巻署では、管内の子どもたちを対象に交通安全教室や街頭指導などで実践を促している。高橋邦弥交通課長は「横断歩道は歩行者が守られるべきところであり、車は安全な横断を確保してほしい。また、歩行者にもドライバーに横断意思を示す、手上げ横断の実践をお願いしたい」と語っていた。
【横井康彦】


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