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開館楽しみマルホンテラス 報道内覧会 大ホールなど初公開

 石巻市教育委員会は5日、開成に整備した市複合文化施設(マルホンまきあーとテラス)の報道向け内覧会を開き、11日に東日本大震災追悼式の会場として使用する大ホールなどを公開した。同施設は28日に開館記念式典を開き、4月から研修室・創作室などの生涯学習部分、6月からホール・市民ギャラリーの一般利用を始める。【熊谷利勝】

まきあーとテラス内覧会 (30)

舞台から見た大ホール。音響にこだわり、縦に長い

 南境のセイホクパーク石巻(市総合運動公園)北側に完成した同施設は、老朽化と被災で解体された市民会館と文化センターの代替。東側が大小ホールや研修室、和室、創作室などからなる芸術文化センター、西側が文化、歴史などを伝える博物館となっている。総事業費は約130億円で、一部は市民からの寄付金。博物館は今月末まで展示工事が続き、秋の公開となる。

 内覧会では、市教委の担当室が案内。ガラスをふんだんに用いた横長の共有ロビーから各施設に行き来する作りとなっていて、中央付近の2階に大研修室、畳敷の和室、創作室などがある。

まきあーとテラス内覧会 (90)

開放的なロビー。看板が並び、路地のようになっている

 かつての川湊の街並みをイメージした外観に対して、特徴的な看板が並ぶ館内は路地に入り込んだような感覚になる。東端の大ホールは2階席を含めて1254席で、カーテンで仕切ることで812席の中ホールとして利用できる。

 開設準備室の千葉正喜室長は「市民の待望の施設。見るだけでなく芸術文化に活用していただき、復興の象徴として夢が見られる施設になれば」と話した。


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