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東松島市・全小中学校 教育現場に笑顔の日常 午前授業で学校再開

 東松島市は25日、新型コロナウイルスの影響で臨時休校となっていた市内全小中学校を再開した。市は11日から臨時の登校日を設け、分散登校で対応してきた。週内を午前授業とし、6月1日から通常授業を行う。校舎や校庭からは児童生徒の元気な声が響き、教育現場に日常が戻ってきた。【横井康彦】

東松島市 学校再開

各クラスに児童がそろい、授業が再開された

 このうち矢本東小学校(熱海良彦校長・児童466人)では、マスク姿の児童が互いの距離を意識しながら登校。密閉、密集、密接の「3密」を避けるため、朝会は校内放送とした。奇数学年と偶数学年で休み時間をずらす対応も取った。

 授業は、漢字の書き順や理科室を使った化学の勉強、計算問題など平時と変わらぬ内容だったが、「密を避けながら相談してね」など新型コロナ禍に伴う指示も出された。4年生の津田悠輝さんは「分散登校では会える友達が限られていた。全員と顔を合わせることができ、学校に来たなという感じ」と語っていた。6年生担任の伊藤貴志教諭(40)は「元気にしていると思っていたが、ようやく会えてうれしい」と感無量な様子だった。

 熱海校長は「授業と感染防止の両立だけでなく、心のケアにもあたっていく」と話していた。同日は渥美巖市長や志小田美弘教育長が授業を視察した。


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