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感染拡大防止へ警戒感 石巻地方 観光施設鈍化

 石巻市で3日に新型コロナウイルス感染者が初めて確認され、週末の4―5日は、スーパーマーケットなど商業店舗は普段と変わらぬ人出となったが、石巻地方の観光施設では入り込み数が鈍るなど警戒感が見られた。感染確認された20代女性が勤務するイオンモール石巻専門店「ヘアサロン シック・アムール」によると、濃厚接触者のうち、少なくとも女性が担当した客と従業員には陽性患者がいなかったことが6日までに分かった。【山口紘史】

 石ノ森萬画館の来館者は、6月27―28日の土、日曜日に約700人だったが4―5日の週末は約500人。同館を運営する(株)街づくりまんぼうの木村仁専務執行役員(52)は「市内での感染者発生の影響かどうかは判断できないが、首都圏の感染拡大も含めて出控えにつながっているのかもしれない」と話す。

 5日に開幕した中学生の硬式野球であるリトルシニアの県支部大会は、石巻市教委などの指示に従い、県支部は同市の学校に在籍する選手の出場を認めない方針を4日に決定。石巻市の選手が大半を占める石巻、東松島の両リトルシニアは出場できる選手が不足し、大会出場をやむを得ず辞退した。
 東松島リトルの関係者は「選手たちの悔しさは計り知れない。子どもたちの心に寄り添い、サポートにあたりたい」と話していた。

 石巻市では3日に新型コロナの陽性患者が確認された。感染者はいずれも同市の20代女性会社員と50代女性アルバイト。現在も感染症指定医療機関に入院中している。

「客と従業員は陰性」の情報も

 このうち女性会社員の濃厚接触者について同店の古崎美智男代表(57)は6日、石巻日日新聞社の取材に対して「従業員9人と、女性が担当したお客は検査の結果、いずれも陰性だったと県から報告を受けた」と話していた。



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