見出し画像

担い手、親方が情報交換 FJ 師弟サミット 漁業者就労は累計40人

 一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン(FJ)は21日、石巻市から受託した水産業担い手センター事業を通して各浜で水産業に就いた若者、それを見守る親方を集めた「親方漁師&担い手 師弟サミット」を市水産総合振興センターで開き、約30人が情報交換した。【渡邊裕紀】

 FJは「トリトンプロジェクト」とし、平成28年から全国の若者を石巻地方に集め、水産業を体験する漁師学校などを通して水産関係の仕事への就労を促してきた。これまで約40人が就業し、本年度も4人が担い手に内定しているという。

 師弟サミットは、普段あまり交流のない各浜の親方漁師と、プロジェクトで就労した若者たちとの情報交換が目的。平成30年に初めて開かれ、今回で2回目となった。

フィッシャーマンジャパン 師弟サミット

担い手と親方が一堂に会した

 サミットでは、これまでのトリトンプロジェクトの取り組みや養殖業の国際的なエコラベル「ASC」認証についての説明、海洋ごみの削減についてなどが語られた。グループに分かれた意見交換では「石巻にきて驚いたこと」の質問に「とても寒い」「方言が分からなかった」など率直に語り合い、交流を深めていた。

 同市沢田でノリ養殖に携わる岡山県出身の磯島雄大さん(24)は「仕事が楽しく、作業にも集中できる」と満足。同じ職場で働く仙台市出身の梅津直樹さん(21)も「やりがいを感じ、毎日が充実している」と水産業の魅力を口にした。


現在、石巻Days(石巻日日新聞)では掲載記事を原則無料で公開しています。正確な情報が、新型コロナウイルス感染拡大への対応に役立ち、地域の皆さんが少しでも早く、日常生活を取り戻していくことを願っております。



最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。皆様から頂くサポートは、さらなる有益なコンテンツの作成に役立たせていきます。引き続き、石巻日日新聞社のコンテンツをお楽しみください。