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硯上の里おがつ 道の駅に登録 河北、女川に次ぐ3カ所目 既存施設を交流の場に

 石巻市雄勝地区の拠点エリアが国指定の道の駅「硯上(けんじょう)の里おがつ」に登録された。石巻地方では河北地区の「上品の郷」、女川町の「おながわ」に続き3カ所目。雄勝硯伝統産業会館や雄勝観光物産交流館「おがつ・たなこや」など既存施設を活用し、交流と憩いの場を創出していく。道の駅としてのオープンは11日から。これに先立ち、6日は市役所で登録証の伝達式と引渡式が行われた。【山口紘史】

道の駅「硯上の里おがつ」 登録証伝達式と引渡式

産業会館や物産交流館など既存施設を活用した道の駅となる

 硯上の里は、雄勝地区の県道238号釜谷大須雄勝線沿いにあり、昨年5月にオープンした雄勝地区拠点エリアの一帯。敷地面積は約1万721平方メートル。

 産業会館では国から伝統工芸品として指定を受けた雄勝硯を展示販売。物産交流館では毎朝水揚げした新鮮な海産物を中心に取り扱っており、地域産業の振興にもつなげる。24時間利用できるトイレや交通・観光情報提供スペースもあり、地域交流と観光拠点として運用していく考え。

澤村文雄駅長(左)に登録証が手渡された

澤村文雄駅長(左)に登録証が手渡された

 登録証伝達式では国土交通省仙台河川国道事務所の中尾吉宏所長から亀山紘市長に証書が手渡された。中尾所長は「皆が立ち寄り、にぎわう要素が詰め込まれている。これを起爆剤に地域活性化にもつなげてほしい」と述べ、亀山市長は「今後の観光戦略でも有意義なものになる。交流人口増加につなげていきたい」と語った。

 その直後の引渡式で亀山市長から登録証を受け取った運営協議会会長の澤村文雄駅長は「ホタテやウニなどの海産物と、伝統工芸品である硯は雄勝が誇る名産品。これらの魅力を広くPRしていきたい」と話していた。


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