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持ち帰りや宅配で商機 石巻商議所が 情報提供 「巣ごもり消費」対応

 新型コロナウイルスの感染拡大で、飲食店への来店客が減少する中、石巻商工会議所は10日から持ち帰りや宅配に応じる飲食店の情報をまとめたウェブサイトを設け、商議所ホームページ内に掲載した。追加、更新は随時行っていく。【外処健一】

 消費者への情報提供で飲食店を支える独自の取り組み。商議所観光・サービス部会(大森信治郎部会長)に所属する飲食、仕出し事業者161店を対象とし、掲載は無料。募集期間は一次締め切りが今月17日、二次が同24日だが、応募に対しては柔軟に対応する。

商議所 宅配サイト開設 (1)

専用ページを設け、持ち帰り商品を紹介

 掲載内容は店名や住所、連絡先、駐車場の有無、営業時間、持ち帰り可能メニュー、配達有無、料理の写真や商品アピールなど。リンクを設けて各店舗のホームページに移れるようにもする。

 申込み店舗は少しずつ集まり始め、9日に掲載を依頼した同市中里三丁目のすし店「鮨一八」の佐々木久身子さんは「売り上げはどんどん減っている。前は忙しくて出前を断るときもあったが、今はそれもない。自粛が広がり客足が減る中、サイトでの支援はありがたい」と話していた。

 不要不急の外出控えが進む一方、〝巣ごもり消費〟の需要は高くなっており、弁当など持ち帰りや宅配の売り上げは好調だ。商議所中小企業支援課の佐藤洋一課長は「苦境に立たされ、休業、廃業を考えている事業所もある。持ち帰りなどで商機につなげることができれば」と登録を求めている。



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