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復興地域の生活後押し 「ザ・ビッグ」釜大街道店 大型スーパー27日開業

 イオングループの食品ディスカウントストア「ザ・ビッグ」釜大街道店が27日、石巻市三ツ股二丁目にオープンする。東日本大震災後の住宅再建が進む地域であり、地元産の食材や商品を含めて毎日の生活に欠かせない品目を取りそろえる。【熊谷利勝】

 「買えば買うほど安さがわかる店」を掲げ、価格と鮮度にこだわる食料品店。県内は19店目、石巻地方では3カ所目の出店になる。鉄骨造平屋建てで、売り場面積は2191平方メートル。釜大街道店では地元で栽培されたパプリカ、ベビーリーフ、トマトなどのほか石巻魚市場直送の魚介類、地元企業の笹かまぼこや石巻焼きそば、のりといった商品を扱い特徴を出す。

 総菜コーナーでは石巻三元豚を使ったロースとんかつなども販売する。環境配慮で、一部の鶏肉はトレーを使わず真空パックで販売。店頭で牛乳パックやペットボトル、食品トレーの回収ボックスを設置し、リサイクルを推進する。

ザ・ビッグ釜大街道

オープンを控えたザ・ビッグ釜大街道店

 年中無休で、営業時間は初日を含め午前9時―午後9時。複合型商業施設であり、隣にはツルハドラッグなどがすでにオープン。駐車場は敷地全体で132台ある。

 震災の津波で被災した地域であり、近隣には避難ビルにもなっている復興公営住宅が立ち並ぶ。オープンを前にした先月には全従業員参加の避難訓練を行い、災害時に迅速に対応できるよう備えた。

 宮城県と福島県でザ・ビッグを展開するマックスバリュ南東北(株)(大南淳二社長)=仙台市=の担当者は「石巻地方に矢本店と石巻鹿又店があり、それらの中間点を押さえた店舗。グループとして途中にある地域の復興に貢献していきたい」と話した。


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