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つりパラダイス

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宮城県石巻市にあるローカル紙“石巻日日新聞”で連載中の釣り情報コーナーが紙面を飛び出してnoteデビュー!ライター兼カメラマン兼デザイナー兼輪転機整備士の千葉拓人(ヘッダー写真右…
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#海釣り

お待たせしました、お待たせしすぎたのかもしれません シーズン真っ盛り マゴチを狙う

 つりパラダイスファンの皆さんお待たせいたしました、お待たせしすぎたのかもしれませんー。新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、連載を一時休止していた当コーナーが再始動。ワクチン接種が済むまでは、メインライターの「ばーちー」とカメラマンの「あべけん」の2人体制で石巻地方の釣り情報をお届けします。  今回挑戦したのは、今がシーズン真っ盛りで、マゴチやヒラメをメインターゲットとするフラットゲーム。石巻地方のポイントは長浜海岸や北上川河口、大曲浜などが有名だが、混み合いを避ける

クロソイ出てこいやー! ベッコウゾイ、ヒラメも本命は…

【2019年10月23日掲載】  秋も深まってくれば岩礁に棲みつく大型のクロソイやアイナメなどを狙う夜釣りの「ナイトロック」も本格化する。今回も早坂悠真さん(23)=石巻市のぞみ野=と一緒に北上漁港や神割崎周辺の漁港を巡った。  最初に向かったのは神割崎オートキャンプ場近くの小滝漁港。ここは海底の大部分が岩礁と砂地で形成されており、海草も多く、魚が集まりやすい条件がそろう好ポイント。到着すると既に先客がおり、私たちは港内の隅で竿を出した。  この日はイワシと思われる小魚

アジを求めて牡鹿半島 メバルの数釣りは好調

【2019年10月2日掲載】  7月に掲載した「アジ探し行脚」から約2カ月。渓流釣りやスロージギングなどさまざまな釣りに挑戦してきたが、あの魚を忘れたわけではない。9月になってから牡鹿半島から女川方面の漁港を中心にサビキ釣りなどでアジが釣れているという情報を聞き、早坂悠真さん(23)=石巻市のぞみ野=と牡鹿半島に向かった。  コバルトラインを抜けて牡鹿半島の漁港を目指した。ポイントについたのは午後7時を過ぎたころだが、辺りは真っ暗。日の沈む速さに季節の移り変わりを感じた。

谷川浜でカンパチの若魚 アジ狙うも思わぬ珍客

【2019年7月24日掲載】  近日、石巻地方の漁港にアジが水揚げされている。東北地方での産卵期は5―7月とされ、産卵直前のものは沿岸部の浅場に回遊してくる。釣り上げるには月の満ち欠け、潮の状態などで産卵のタイミングを予想することが重要だ。【千葉拓人】  今回は、早坂悠真さん(24)=石巻市のぞみ野=とともに鮎川浜から女川町へと抜ける牡鹿半島の各漁港を巡りながらソフトルアーでアジを狙う「アジ探し行脚」を行った。  就労後に集まった私たちは、牡鹿半島に向かうため、女川町の

砂浜でヒラメ、マゴチ狙い 石巻港でイルカに遭遇

【2019年6月12日掲載】  腰痛持ちだった私の腰が5月半ばに限界を迎え、治療に伴って一時、「つりパラダイス」を休載していましたが、体調も回復したため、今回から地域の釣り情報をガンガン届けてまいります。【千葉拓人】  復帰最初の舞台は東松島市大曲の砂浜と石巻港周辺の防波堤。初夏にシーズン入りするマゴチやヒラメを狙って早坂悠真さん(23)=石巻市のぞみ野=と釣行した。  朝というには若干早く感じるほど、真っ暗な午前4時に待ち合わせをした私たちが最初に向かったのは大曲浜の

引きが強いぞ春アイナメ 常夜灯周りでバトル

【2019年5月1日掲載】  ソメイヨシノが咲く季節も過ぎ、冬用のウェアも着なくなって久しいように思う。日本中をテレビの前に釘付けにした新元号の発表会見からちょうど1カ月。平成が終わりを迎え、令和の時代が始まった。あと20年もすれば「平成生まれですか?古~い」(笑)なんて言われる日が来るのではと考える。【千葉拓人】  今回は、春アイナメを狙った夜間のルアー釣り。おなじみの早坂悠真さん(23)=石巻市のぞみ野=とともに風の弱い日を選んで短時間釣行を行った。令和初日の記事とし

投げ釣りで大物アイナメ 竿先から目が離せない

 【2019年1月23日掲載】  今回は、早坂悠真さん(22)=石巻市のぞみ野=とシーバスロッドを片手に、女川町でカレイやアイナメなどを求めて投げ釣り行脚を繰り広げた。早朝から開いている老舗釣具店でエサのアオイソメと仕掛けを購入。「石巻市内のカレイは産卵を終えたが、女川方面はまだこれから」という情報を聞き、女川町方面に車を走らせた。【千葉拓人】 のんびりと魚を待つ投げ釣りは休日に最適  最初に向かったのは女川港。女川駅を背にしたときに左側の川水が流れ込み、底に泥と岩礁が点

「つりパラ」リベンジ釣行!マゴチ・ヒラメは釣れるのか!?

石巻日日新聞の釣り情報コーナー「つりパラダイス」のライター「バーチー」が、動画での情報発信に挑戦中。 前回、フラットフィッシュを釣ることの出来なかったバーチー。 リベンジとして石巻市の北上川河口での釣りに挑戦。 果たして、結果は…

漆黒の海に沈む電気ウキ 港湾でセイゴが爆釣

【2018年12月19日掲載】  先日、面白い釣り方を取り上げた番組を見た。それは沖縄県に古くから伝わる漁法「スルルー釣り」と、仕掛けを海中に漂わせて魚を掛ける「フカセ釣り」を合わせた「するするスルルー釣り」。ふざけた名称に思えるが、スルルーは沖縄の方言でニシン科の小魚「キビナゴ」を表し、番組は遊動式のウキと針に付けたキビナゴを潮に流し、大型の青物や根魚を釣り上げるといった内容だった。【千葉拓人】  石巻地方でも似たようなことができないかと考えた早坂悠真さん(22)=石巻

ルアーで根魚と勝負 多魚種狙える熱い時期

【2018年11月28日 掲載】  今回の釣りパラダイスは、漁港など足場の良いポイントで良型のアイナメやクロソイといった根魚を手軽に狙うルアー釣り。今は産卵期とも重なり多魚種が狙える季節だけにさまざまな魚との出会いを求め、石巻市の雄勝地区に足を伸ばした。【千葉拓人】  釣行を共にしたのは早坂悠真さん(22)=石巻市のぞみ野=。雄勝地区の中心部に入ると震災からの復興工事の真っ最中。そそり立つ防潮堤を横目に片側交互通行の道路を進んで行き、桑浜に向かった。  海底は岩礁と砂が

弾ける水面!まだまだ好調メバル釣り プラッキングのすすめ

【2018年11月21日掲載】  今回の対象魚は「メバル」。近年、熱を増すオキアミや小魚などを模したハードルアーを使って水面ギリギリにいる魚を狙う「プラッキング」での釣行に挑戦した。エサやワームでは味わえないハードルアーを使ったメバリングの魅力をたっぷり紹介したい。【千葉拓人】  釣行したのは早坂悠真さん(22)=石巻市のぞみ野=、角張晃汰さん(21)=石巻市鹿又=。牡鹿半島にある石巻市寄磯浜に向けて車を走らせた。  平日の夜とあって漁港に人影はない。しかし、予報とは違

岸壁でハゼ釣り好調 石巻・東松島で10目釣り達成

【2018年10月24日掲載】  10月も終盤。深まる秋は冬の訪れを感じさせ、2カ月余もすれば新たな年が始まる。雑煮のだしとして鳥を使うところも多いが、石巻地方の沿岸部に古くから伝わるだしと言えば「マハゼ」。  焼いて干物にしたマハゼを雑煮のだしとして使うのが一般的であり、香ばしく風味豊かな味は郷土料理として根付く。今回はそんなマハゼを求め、東松島市や石巻市の漁港などを早坂悠真さん=石巻市のぞみ野=とともに巡った。  最初に向かったのは東松島市宮戸の宮戸漁港。休日の昼と

竿先引き込むパワー魅力 岩礁でクロソイ釣り 一緒にメバルの良型も

【2018年10月17日掲載】  秋も深まり、県北の山々も徐々に赤や黄色に染まり始めた。今はサンマがおいしい季節だが、石巻地方の海には他にも脂がのったおいしい魚がたくさんいる。  カサゴの仲間で高級魚の「クロソイ」もその一つ。秋の終わりから冬が旬とされ、マダイの漁獲がほとんどない北海道では「北海道の鯛」の異名を持つという。釣りの対象魚としても根強い人気があり、大型のアイナメと一緒に狙えるこれからの時期が「1年の中で最も楽しい時期」という釣り人も多い。  今回はそんな「ク

石巻地方にも大型アジ回遊 メバルや小サバ交じり

【2018年9月26日掲載】  縄文時代の貝塚から見つかるなど古くから日本人の胃袋を満たしてきた魚の「アジ」。名前の起源は〝味が良いから〟とされ、刺身はもちろんのこと、フライやなめろう、ハンバーグなど汎用性が高い魚だ。  アジは石巻地方の牡鹿半島を中心に釣れており、サイズは10―40㌢大。ルアーフィッシング(アジング)や練りエサをかごに入れて釣るサビキ釣りなどで楽しむ。漁港にも1日あたり1―5㌧の水揚げがあり、震災後は個体数の確実な増加がうかがえる。  今回は、9月ごろ