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竿先引き込むパワー魅力 岩礁でクロソイ釣り 一緒にメバルの良型も

【2018年10月17日掲載】

 秋も深まり、県北の山々も徐々に赤や黄色に染まり始めた。今はサンマがおいしい季節だが、石巻地方の海には他にも脂がのったおいしい魚がたくさんいる。

 カサゴの仲間で高級魚の「クロソイ」もその一つ。秋の終わりから冬が旬とされ、マダイの漁獲がほとんどない北海道では「北海道の鯛」の異名を持つという。釣りの対象魚としても根強い人気があり、大型のアイナメと一緒に狙えるこれからの時期が「1年の中で最も楽しい時期」という釣り人も多い。

 今回はそんな「クロソイ」を求め、早坂悠真さんと兄の健徳さん=同市のぞみ野=の3人で夜の石巻港周辺に向かった。

 釣り場は泥や砂地の底に岩礁が点在し、市内でも有数の大型クロソイやメバルなどが狙えるポイント。多くの釣り人が目をつける場所だが、この日は平日の夜とあって人はまばら。

 早速、テキサスリグにクロソイが好む波動系ワームを刺し、底をなでるようにリフト&フォール(ルアーを上下に動かすアクション)で誘った。竿を振ってから20分ほど経ったころ、岩に乗ったワームを底まで落とした瞬間に「ズコンッ」という竿全体がたたかれるような強いアタリを感じた。

 すかさず糸フケを取り合わせた瞬間、竿先が海中に引き込まれた。負けじとリールを巻き上げると釣れたのは丸々とした35㌢のクロソイ。最近は小物釣りが多かったためか、このサイズの魚を見るのは久々で思わず手が震えた。

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筆者も4インチパルスで35㌢を釣り上げた

 続けて竿をしならせたのは健徳さん。スイミング(魚のようにルアーを泳がせるアクション)で来たと言い、上がってきたのは40㌢ほどのクロソイ。そこから3時間ほどで33―40センチのクロソイを1―3本ずつ、悠真さんと私はそれぞれ24、26㌢の良型のメバルを釣り上げた。

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この日の竿頭は40㌢を釣り上げた早坂さん

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