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「片付けられない私のお片付け攻略法」~WEBラジオくるみの日々酒、第九夜~

皆様こんばんは、KURUMIです。

毎月第2、第4金曜日の夜21:00にyoutubeと、ここnoteにて同時更新中
WEBラジオ「くるみの日々酒」今夜で9回目の更新です。

お酒を飲みながら日々感じたことをぼやきつつ
毎回1曲、私の今聞いてほしい曲を選曲して
その曲の何が好きなのかを熱く愛情込めて語ったりしています。

今夜はCSS(シー・エス・エス)のデビューアルバムCansei de Ser SexyからLet's Make Love and Listen to Death From Aboveをセレクト。
この曲について熱を込めて語っている部分は、YouTube「くるみの日々酒radio」後半のコーナー「この曲を聴いてくれ」で聞けるので、音楽好きの同志は聞いてくれたら嬉しいです。

前回は、歳を重ねていくことはオワコンなんかじゃない!そう思えた方がはっぴーじゃないかね?という私の個人的主観と、ちょっぴりの希望をこめてお話したよ。

カッコいい大人の背中を沢山みたから、自分もカッコいい背中の人になりたいなぁって、30歳の私の抱負を宣言しました。

「もう誕生日に自分の歳を嘆いたりしない」~WEBラジオくるみの日々酒、第八夜~


さて、今宵も飲みながらだらだらと文章を錬成します。

実はひっそりと病み上がりなので(ウイルス性胃腸炎)
大事をとってティーチャーズをホットウイスキーで!

あったかいお湯を沸かして、数滴ウイスキーをたらす。
瞬間、ぶわっと香ってくるこの感じがたまりません。

準備は万端!
今夜の相棒は君に決めた。


「私は、片付けられない女だ」


今夜は、恥ずかしくて情けなくてずっと隠していた私の秘密を、一方的に暴露させてください。私、典型的な「片付けられない人」なのです。

私は別に汚い部屋が好きなわけではない。
たまに、「部屋がキレイすぎると落ち着かないから嫌だ」なんて意見も聞きますが、私は全然そんなことない。きれいな部屋の方がいいに決まっている。

しかし、実家に住んでいた時は永遠に「あなたいい加減に部屋を片付けなさい」と母親に言われていた。言われ続けていた。むしろ言われてない時期がないくらい。

つまり私は自分で部屋をきっちり片付け、その状態を維持できたことが一度もなかったのだ。ただの一度もだ。

当時は母に片付けないなんて本当にだらしないとよく言われていたし、何度も何度も部屋を片付けなさいと怒られていた記憶がある。

母の事をうるさいなあと思いながらも、自分でも自分が片付けられないのは「怠けているだけ」と思っていた。だらしない怠け者だから部屋を片付けられない。逆に「やる気を出せば部屋を片付けられるのだ」と思い込んで疑いもしなかった。

何年も住んでいる家で、ただの一度も、自分の部屋を自分で片付けられたことがなかったのに「やる気を出せば本当はできる」と思っていたなんておかしな話だ。

「片付けが出来ることは、当たり前ではない」


世の中の常識として片付けは出来る出来ないではなく、やるかやらないか。つまり「やる気」の問題で、だらしなくて怠けているから片付けをしないのだろう、という認識が大多数なのではなかろうか。

でも本当はそうではないと、私は思っています。

片付けが出来ることは、例えば運動が出来ることのように、能力の「個人差」があるのではないだろうか。

運動は持って生まれた体や、バランス感覚などその人自身のせいではなくて、もって生まれた能力、性質によって出来が変わってくることは皆当たり前に知っている事実だ。

「片付け」も同じようにある程度の能力が必要な気がするのです。

だから片付けが得意な人、とりあえず出来る人、苦手な人、まったく出来ない人、個人差が出てくる。

当然、お片付けってめんどくさいし、やりたくないし、つい後回しにしてしまうこともあったりする。だから一概には言えませんが、皆が当たり前にもっている能力とは言えないのではないか。

だから、片付けができない人はできないなりのやり方があるし、片付けられない人は本当に怠けているだけなのか、ほかに原因はないのか、今一度考えてみてもいいかもしれない。

「片付けが出来ない私の、お片付け攻略法」


何かがおかしいと思ったのは、20代も後半にさしかかる頃。
まじでつい最近です。

やっぱり私どうやっても、掃除や片付けが思うようにできない。

一人暮らしの時はまだよかった。
出来なくても「まあ今忙しいから、今度やればいいや。一人だし。」と自分をごまかせた。

問題は、結婚して同棲して一人じゃなくなった時
誰かと一緒に住むことで自分の片付けの出来なさが浮き彫りになる。

部屋をキレイにしたくても何かがうまくいかない。
手をつけるのに、余計部屋が散らかる。終わらない。
そんな私の横で夫はサクサク部屋を片付け、整理整頓していく。

あれ、なんだこれ、片付けってどうやればいいの!?

もう今更すぎるけど、30歳を目前にしてやっと「片付けができないこと」を明確に自覚することになったのでした。


思い返してみれば「片付けに関する成功体験」が一つもない。

冒頭でも書きましたが、自分で部屋を片付けた!できた!と思った経験がひとつもない。

でもアルバイトでは別だった。
昔飲食店でアルバイトをした時、掃除や片付けって業務内容としては基本中の基本だったし、アルバイト先で掃除が出来ないと怒られたことは一度もなかった。

自分の家の自分の部屋すら片付けられなかったのに、違いは何だろう。
答えは簡単で「教えてもらったから」

アルバイトって先輩が新人に掃除の仕方も丁寧に教えるのですよ。少なくとも私が働いたいくつかのバイト先はどこもそうでした。コンビニしかり、居酒屋しかり、

掃除用具はここにあるから、まず椅子を全部あげてね、この道具でここを掃除して、それが終わったらこれでここを拭いてね。

といった調子で「掃除や片付けのやり方」を事細かに教えてもらえる。
私はそれに素直に従って掃除をしただけ。当然、怠けなければ出来る。
真面目にやればいいだけだ。
だから掃除や片付けができないと怒られたことなどなかった。

ここで実家の自分の部屋を片付けようとした時を思い出してみる。
母からは「片付けなさい」の一言だ。

いや当然なんですよ。その一言だけで部屋を片付けることが出来る人が、世の中の大多数だと思うから。


おそらく私は片付けや掃除の設計図を描くことが苦手なのだろうと思う。
あとは空間の把握も苦手。

この箱に、この物をきれいに収納してください。
収納の仕方は自由です。

と言われた時に、
物をぴったりきれいに収納できる人と
収納しきれず箱からあふれたり、不格好に飛び出たりしてしまう人と
2種類いると思う。

私は完全に後者だ。

空間を把握して、予測して、そこに決められた物をきれいに配置する。
頭の中で設計図を描く。
これが「片付け」だ。

掃除もやり方の順番が大事だ。
家の構造によってもやり方は変わってくる。
細かい家具の隙間はいつどのタイミングでどんな道具を使って掃除する?
どの部屋からどの順番でものをよけて掃除機をかける?

効率のいい掃除は、その順番にかかっている。
いつほこりをおとすのか
クイックルワイパーは?掃除機のタイミングは?

つまり掃除と片付けは最初に「設計図」を描くことが必須条件で、その設計図に従って作業をこなしていくことになる。
そして上記に並べたように様々な能力を必要とする。

そこまで考えた時にどれもこれも自分が苦手な能力だと思った。
空間を把握すること、作業効率のいい順番を定めること、

片付けの設計図を描くことは、私にとってほぼ不可能に近いくらい難しい。掃除や片付けは作業自体は難しいものじゃないから
間違いなく私にも出来ることだ。

問題は設計図だったのだ…!!!

そこまで気づいた私がとる行動はひとつである。


「出来ないやつは、出来るやつに学べ」


「この家の片付けと掃除のやり方を教えてください!」

おもむろに夫に頭を下げた。
貴方の能力を見込んで、我が家の掃除隊長に任命します!作業は私なんでもやります!ですので、やり方を指示してください!
と、大真面目にお願いした。

片付けができない。
と誰かに伝えると「怠けているだけでしょう」と一蹴されるかもしれない。
けれど大真面目に、本気で教えてほしいと伝えれば、その本気は伝わるはずだ。

とりあえず夫には伝わった。

設計図を描くのは、私にとってまだ相当難易度が高い。
だからこそ、今住むこの家の掃除と片付けの設計図は、能力の高い夫にお願いする。その設計図を共有してもらって私も掃除をするのだ。

まるでアルバイトの先輩かのように懇切丁寧に、大真面目に家の掃除のやり方を教えてもらった。

まずはこの部屋の物をよけるところから始めます。
最初にこの道具でここを掃除したあと、ここをこのように片付けます。
そのあとはこの状態で次の部屋に移行します。
このタイミングでよけたこれを戻して…

といった具合に細かく伝えてもらい、私もメモをとる勢いで大真面目に聞いて順番と方法を覚えた。

後日、夫が仕事で長く家を空けた時に教えてもらった設計図を思い出しながら、その方法で掃除と片付けを行ったら見事成功!

なんだこれ、信じられないくらい嬉しい!


私の初めての「お片付け成功体験」が刻まれた。

知らないうちにおそろしく苦手意識が積み重なっていた「お片付け」
初めての成功体験は相当な自信になった。

部屋をきれいに維持する
というのも私の苦手なことの一つだったけど

不思議なことに自分でキレイにした家は汚したくなくなる。
それに設計図を教えてもらったから、もう汚しても、片付ける方法はわかっている。

関東に引っ越してきて1年
おかげさまで私は家をきれいに保ち続けることに成功した。

1年!

私のお部屋キレイ歴、最長記録である。(まじで)


片付けで悩んでいる人、大丈夫、君だけじゃない。
出来るのは当たり前じゃない。

けど、やりようはある。
完全に難しい部分は出来る人に助けてもらって、
そうじゃないところはめっちゃ頑張る。

本気の人間を笑ったりするような人はあまりいない。

たかが片付け、されど片付け。


出来ない人でも、出来る部分をみつける。
出来ることはきっとある。


本日も長くなりましたが、
お片付けが心底苦手な私がたどり着いた一つの結論である。笑

いやあ単純にね、お部屋をきれいに保ててる自分
本当に本当にエライ!最高!って思えて
すごく気分が良くなるのでオススメです。

もし貴方が1人暮らしだったとしたら、絶対周りに掃除得意な人いるはずだから、本気で教えをこえばきっとお片付け設計図を描いてくれる。

お片付けコンプレックスは、攻略できる!!!!



ということで、次回更新日は3/26(金)21:00~
またここで乾杯できたら嬉しいです。


Podcastでもくるみの日々酒が聞けるようになりました。
下にリンク載せておくので、聞きやすい媒体で聞いてみてくださいね。

それでは皆様、よい夜を。

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