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このnoteは、2024年2月に行われたColorbathのネパールフィールドワークに現地スタッフとして帯同したときの気づき・感想をまとめた記事となります。

運命は自分で切り開いていくもの


“セレンディピティ”

それは「偶然の産物」を意味する言葉。

素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを日々の中で発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然に見つけることを指します。

今回Colorbathのフィールドワークにネパール現地帯同者として1週間メンバーのみんなと過ごして思ったことは、このセレンディピティが至る所で起きていたということ。

まずみなさんが「ネパールに来た」ということからその偶然は始まっていました。
私は大袈裟じゃなくこの国には人を変えてしまう力を秘めていると思っています。

そして実際に1週間のFWを終えたメンバーの感想は、人生に大きく変化を感じたという方が多かったのです。最後には涙ながらにその想いをみんなでシェアしたのでした。

そんなみなさんがネパールで共通して行っていたことは下記の3つ。


①様々なことに興味・関心を持ち、とにかく行動量を増やす

今回のフィールドワーでは、参加者のみなさんがやってみたいことや、行っていみたい場所のリクエストを伺い、なるべく形にしてきました。それにより、スケジュールはより濃いものになったのですが、普段の自分なら参加をすることのなかった予定も自然と組み込まれるため、いつもとは違う行動をとることが必然的に起こっていたと思います。
広い視野を持って普段と違う角度で物事を見ることでセレンディピティに出会う可能性が高くなっていたように思うのです。

②多様な価値観を持つ人と接する機会を増やす

2月に参加したフィールドワークメンバーは10名。その内9割が女性で、6割は学生さんでした。年齢がバラバラなことはもちろん、親子でのご参加や、海外の方もいたりと年齢やバックグラウンドもさまざま。そんな新しい出会いは、自分とは違った考え方の発見やチャンスにつながることが多いもの。

③オープンマインドになる

フィールドワークでとても印象的だったのが、まだ出会って間もない繋がりであるにも関わらず、多くの方がいつもは蓋をしていた内面をさらけ出していたということ。言いづらい悩みや、プライベートのことなども打ち明けてくれる方が多かったのです。

それは胸の内を話したとしても、このメンバーなら否定することがないだろうという安心感のあるコミュニティだったからこそ。

自分の意見が正しいと決めつけず、いろいろなものを受け入れる意識を持ち、違う意見や考えにも耳を傾ける。そうしたオープンマインドな姿勢が、セレンディピティを引き寄せる可能性を高めたのだなと思いました。


ビジネスをされていたり、運がいいと言われてる人の多くもこうしたことを無意識のうちに行っている方が多いのですよね。

今回の参加者の皆さんも、自分たちでさまざまなことに挑戦をしていました。その結果、面白い偶然がそれぞれに化学反応を起こし、スパークしている瞬間がたくさん見ることができた、私にとっても本当に刺激的な時間でした。

トゥロポカラ村からカトマンズに戻る時の一枚。みんないい顔!


私がずっとやりたかったこと


そしてもう一つ今回の旅の中で感じたことが、必死にもがき、悩みながらも進む参加者のみなさんがとても眩しかったということ。みんな自分の悩みをちゃんと言語化しつつ向き合う姿が本当にたくましかった。

私がネパールを初めて訪れたのは、18歳という多感な時期でした。自分なりには生きづらさを抱えていたつもりでしたが、今思うとちっぽけなことで心を痛めていたなと思います…笑

当時は自分のやりたいことや進みたい道が決まっていなくて、モヤモヤする日々。

だからこそ、何かを変えたいとこの国に来たのですが、ネパールという発展途上国と日本の違いを痛感し、自分がこんなにも恵まれた環境に生まれたことの意味を問うたり、なんだかより葛藤したり、罪悪感を持つようにもなってしまいました。悩みだらけだったんですよね。


それでも、自分なりに進んできた結果、今はツアーに参加したみなさんを迎える側になり、まるで当時の自分を見ているかのように思えるようになったということ。

それは別に上から目線で見ているわけでなく、俯瞰して見ることができるようになった自分がそこにはいて、当時は同じように悩んでいたことに今は私なりの解があるということに気がついたんです。これは私の中で感じた大きな変化でした。
自分がちゃらんぽらんなまま今の歳になったと思っていたのですが、人間は無駄に時間と経験と積んでいるわけではないのですね。笑

そうしてもう一つは、当時はなんの使命感もなかった自分が、今は居場所を作ることをしたいと思っていて、それが今少し実現しつつあるということ。

人が大好きで、暖かな空間みんながシェアできる場所を持ちたいと思い続けていましたがそれが今回のフィールドワークによって叶っていることに気がついたんです。

タイトルの「もしも過去に戻れたのなら」という言葉は、決して悪い意味ではなく、もしも当時の悩んでいた18歳の自分の元に戻れるのだとしたら、今は答えが見つかっていなくても思うがままに進んで欲しいということ。
そうして、どれだけ感情が掻き乱されたとしても、ネパールとは関わり続けていてねと伝えたいということ。

なぜなら未来にはこんなにも温かい空間が待っているから。

長くなってしまいましたが、これからもみなさんの人生にセレンディピティを届けられるような時間を届けたいなと考えされられた、私にとって初めてのColorbathフィールドワークなのでした。

ひろがれ、セカイ。これからもじわじわとみなさんの認知を広げていけたら嬉しいなと思います*

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