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”基本調味料でつくるVEGAN”やさい料理に夢中になったきっかけはトマトでした

小さい頃からほぼ好き嫌いなし。珍味からジビエまで、ひとまずなんでも口に入れてみる食いしん坊の私ですが、普段の食卓に並ぶのはほぼ野菜料理です。お肉もお魚も大好き、でもその100倍野菜がすき。野菜をたっぷり食べられるからVEGAN料理が好き。
私が野菜料理の虜になったのは、ある料理がきっかけです。それが今回ご紹介する「トマトの同種和え」。調べてみたら出会ったのはもう14年も前でした。(驚愕の事実)


基本調味料でつくるVEGAN料理。今回使うのは塩と酢です。どちらも味付けというより、味を引き出すため、味を引き締めるために使います。あくまで主役はトマトです。


トマトの同種和え

丼いっぱい抱えて食べたい

<材料>
ミニトマト 2パック/塩 ほんのひとつまみ/酢 小さじ1/2
<作り方>
①ミニトマトはさっと洗って全てヘタを取る。鍋にお湯を沸かして、沸騰したお湯に1パック分を入れてひとつ皮が破けたら、全てのトマトをざるにあげて皮をむく(ミニトマトの皮は薄いので破けたところからツルンとむくことができます)。皮をむいたトマトは冷蔵庫で冷やしておく。
②残り1パックのミニトマトを半分にカットし、お湯を捨てた①の鍋に入れて弱火で加熱し、時々ヘラでかき混ぜながら煮崩れるまで待つ。
③煮崩れてピューレ状になったら、ざるに入れて押し付けるようにしながら漉して皮を取り除く。(皮は使いません)漉したものを再び鍋に入れてとろっとするまで煮詰めたら、ほんのひとつまみの塩と酢を加えて(耳かきくらい)、ひと煮立ちさせる。火からおろして粗熱が取れたら、湯むきしておいた①のトマトとさっくり和えて出来上がり。少し冷やしてからお召し上がりください。

大本は築地御厨の内田さんのレシピです



展開レシピがたっぷりあるのです

この同種和え、一度作るとそこからどんどんいろんな料理に展開できます。
それもまた同種和えが好きな理由。
まずはこれからの季節、我が家でヘビロテされる冷製パスタはいかがですか?茹でて水でしめたパスタにオリーブオイルをからませたら、同種あえをたっぷりのせて混ぜながら食べるの。これ最高。パスタはうどんや蕎麦に置き換えてもOKです。
オーブンで焼いた厚揚げにかけても、冷奴と合わせても最高。
VEGANではないけれど、茹でた豚肉や塩だけでソテーした鶏肉にたっぷりかけるのも最高。タラや鯛などの白身のお魚のソテーのソースとしても最高。
同種和えにチーズをのせてオーブンで焼くのも最高。カリカリに焼いたバゲットの上に乗せても最高。
最高のオンパレードになってしまうのは、仕方ないんです。だってトマトの同種和えが最高なんだもの。

正直にいうと…

この同種和えに出会うまで、トマトは特別好きな野菜ではありませんでした。実は今でも生のトマトは好んで食べません。
でも出会ってしまったから…。まるで恋に落ちたように、トマト大好き人間になってしまいました。トマトの同種和え大好き人間になってしまったというのが正しいのかな?春から夏にかけて、何度も繰り返しつくる我が家の定番メニューです。
そこから展開するレシピも数知れず。合わない組み合わせを探す方が難しいくらい。


大人になると子供の頃は食べられなかったものが食べられるようになったり、嫌いなものが好きになったりするってよく聞きますよね。味覚が変わるとか好みが変わるとか、理由は様々あると思いますが、「食べることの経験値が増えることで本当に美味しいものに出会ってしまった」というのもその理由の一つじゃないかな。
少なくとも私にとって同種和えは「これがトマトのおいしさなの!?」という衝撃の出逢いで、トマトの価値観を180°変えた一品でした。


あるイベントでトマトの同種を食べて、その場で感動を伝えて、翌月に早速押しかけて。そこから数年間、月一野菜の勉強に通っていた日々が、私が野菜大好き人間になり、VEGAN料理を好んでするようになった今をつくっています。6時台の電車に乗って片道2時間。野菜のこともっと知りたい!という気持ちが強かったから、ただただ楽しかったなぁ。

あの日からずっと、私の食卓真ん中にはいつも野菜があります。野菜料理のおいしさと楽しさを分かち合いたくて、料理教室をしています。野菜が好きな人、野菜を好きになりたい人、野菜を楽しく料理したい人、野菜をもっと食べたいなぁと思ってる人。出会いたいな、繋がりたいな。一緒に料理したいな。



◯◯◯◯
ひびのわの料理教室は、埼玉県草加市にて毎月開催しています。
次回は4月22日(土)。旬の野菜とアルモンデがテーマの料理教室です。
今回のクラスのテーマは「粉もの」。
先日のnoteで紹介した「だけチヂミ」も作りますし、キャベツの外葉カレーに添えたチャパティも作る予定です。
小麦粉や米粉や片栗粉など、身近な粉と季節の野菜を使って一緒に料理しましょう。

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