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ミートフリー1DAY@にんじん味噌

完全なるビーガンじゃないけど、ビーガン料理が大好きな自称「ゆるビーガン」。
ビーガンフードコーディネーターをしている、ひびのわです。

前回の投稿で、私がビーガン料理を好きな理由を書き連ねたのですが、今回は「で?ビーガンて結局なんなの?」ってお話をしたいと思います。

簡単にいうと、「ビーガン=動物性(動物由来)の食材を食べない選択をする人」です。
お肉やお魚はもちろん、卵も乳製品も食べません。
お肉の形状をしていない、いわゆるエキス、鰹出汁や鶏がらスープ、ゼラチンなども食べません。
メインで食べるのは野菜や穀物、果物や海藻、きのこなど。
そう説明すると、「え?お肉もお魚も食べられないの?あのサラダだけ食べてる人たちのこと?」なんて聞かれることもあるのですが…。

いやいやいやいや!
食いしん坊の私が好きって言ってるビーガン料理だよ!?(大声で叫ぶ)
動物性以外の食材はなんでも食べるし、あらゆる調理法で料理するし、なんなら食いしん坊がさらに助長されるくらい、いろんな料理があるんだよー。

ということで。
このマガジンでは、ビーガン料理に対する偏見や固定概念を美味しくぶち壊す「ゆるっと週一ビーガン料理」を紹介していこうと思います。

初回は、これから甘みを増してどんどん美味しくなる、みるだけで元気になる色も素敵な「にんじん」を楽しむこちら!

アレンジ無限のにんじん味噌

材料は3つ!にんじんと味噌と好きなナッツだけ。

<材料>
にんじん/味噌(甘めがおすすめ)/お好みのナッツ(無塩がおすすめ)
<作り方>
人参を蒸して柔らかくしたらフォークなどでマッシュして、味噌と合わせてお好みの味にして、粗く砕いたナッツと合わせて出来上がり
(にんじんの皮はむいてもむかなくてもお好みで)

ひびのわ

なんて雑な…と思いました?
材料の量も、レシピの詳細も記載していない、レシピ。
このゆるさこそがビーガンの良さなのですが、さすがに文面でこれはマズイ(笑)と思うので、もう少し細かく説明すると…。

↓↓↓

<にんじんを蒸す>
レンジの場合は、薄切りにしたにんじんを耐熱皿に乗せて水を大さじ1振りかけてふんわりラップをして600wで3分ほど加熱する。フォークで簡単に潰れないようであれば、もう少し温めてくださいね。
鍋の場合は、にんじんを縦に4等分して鍋に入るくらいの長さにカットしたら、皮を下にして重ならないように並べてにんじんが1/3浸るくらいの水を入れて蓋をして、沸騰するまでは強火、蓋から蒸気が出てきたらごく弱火で10分ほど加熱する。
途中で水分がなくなったら足して、柔らかくなるまで蒸し茹でしてくださいね。
<味噌>
少しずつ足しては味見しながら、お好みのあまじょっぱさに調節してください。
<ナッツ>
塩味がついていない素焼きのものがおすすめです。味噌もしょっぱいので。
ジップロックなどに入れて、瓶底で静かにゴリゴリすると簡単に細かくなります。

にんじん味噌を作るコツ

このにんじん味噌、万能です。アレンジし放題!
まず、ご飯との相性は抜群。
海手巻き寿司っぽくすると、さらに美味しくて気分も上がります。
なんか私、健康的な食事してるーなんて。
海苔にごはんとにんじん味噌のせて、適当に巻いてるだけなのに。
自分自身を心地よくするごはんって、案外簡単に作れちゃうんです。

海苔を適当に手でちぎってるのがバレるビジュアル。

食パンににんじん味噌を塗って、軽くトーストするのも最高。
茹でてオリーブオイルをかけただけのパスタに、混ぜながら食べるのも最高。
餃子の具にも最高。レタスで包むだけでも最高。
にんじん味噌、万能!

というように、シンプルだからこそアレンジは無限大なのです。
味噌やナッツの種類を変えれば、にんじん味噌自体の味も毎回変わって楽しい!
私がビーガン料理を好きな理由が詰まった「にんじん味噌」です。


ビーガンってハードルが高い、意識高い人たちのもの、そんな風に思われがちなのですが、実は皆さんも日々何気なくビーガン料理を食べているんですよ。
ごぼうのきんぴらとか、冷奴とか、梅干しのおにぎりとか。
ペペロンチーノとか、ナムルとか、羊羹とか、ね。
(注:一般的な作り方のものの場合です。砂糖の精製にキトサンを使用していないことを前提としてお話ししています。)


何を言いたいかというと、自分とは違う世界のものじゃないよーってこと!
で、お気づきかと思いますが、今回紹介した、にんじん味噌も、きんぴらも冷奴もおにぎりも、すっごくシンプルな作り方じゃないですか???
そう。ビーガンって基本的にシンプルなんです。
1〜2つの食材を1〜2つの調味料で調理するってことが多い。
ゆえに、よっぽどのことがない限り失敗しない!(しょっぱすぎ甘すぎはあるw)
美味しくできなかったらどうしよう…なんて心配しなくていいんです。


私は、ひびのわという屋号で料理教室を開催していますが、生徒さんの話を聞いていると料理が苦手だと言いながら、みんな本当に頑張ってる。
頑張りすぎてる。
私が一番楽ちん料理してる(笑)。
だからいつもびっくりされます。「え?これだけでいいの?」ってね。
いいんです。

いいんです。

いいんです。


ビーガン料理って、料理のジャンルのひとつではあるけれど、ビーガン和食もビーガン中華もビーガンイタリアンもあるし、ビーガン〇〇って無限にできちゃう。
動物性食材以外は、本当に何を使ってもいい縛りのない自由な料理。
「〜ねばならない」から解放されて、力まずに楽しむことができる料理。


ゆるっと週一ビーガン、始めてみませんか?
料理は自分で自分を喜ばせることができる最強のツールです。
その中でもビーガン料理って、より簡単に、より自分をご機嫌にしてくれるんじゃないかな。
私はそう感じながら、ご機嫌にビーガン料理を楽しんでいます。

完璧なビーガンになれ!なんて言わない(言えない)。
ゆるっとビーガンを楽しむ人が増えたらいいなぁと、心から願っています。

次回は、ひびのわがビーガン料理をお勧めする理由を、もう少し深くお伝えしますね。








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