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私のこと〜花屋になるまで

はじめまして。

てはじめに私のことを語ります。

私は34歳、花屋になって10年が経ちました。

元々は社会福祉の単科大学に通い保育士を目指していました。保育実習で私の向き合いたい保育に出会えず、保育士になることに疑問を感じた大学3年生。周りの友だちは皆真面目に勉強をし、社会福祉士と保育士になるために勉強の為図書館に通う日々を続けていました。

一方私は、進むべき方向に疑問を抱き、勉強にも身が入らず、毎日ぼーっと過ごしていた親不孝もの。そんな時に高校時代の友人に、お花のワンコインレッスンがあるから行こうよ、と誘われて、まーワンコインなら暇だし行ってみよかな、位の気持ちで参加。

小さいコップに飾る花を作り帰宅して、一日を振り返るとなんだか最近で1番心がわくわくしたな、と思ったのです。

そこからが早くて、もう決めたらそうしてしまう性格。

実習中だったのにも関わらず、担当の教授の所へ行き、「本当にごめんなさい。私花屋になりたいんです。だから実習は続けられません!!!」と言いました。今考えたら相当やばいやつです。

担当だった教授は、相当驚いた顔してましたが、「○○さんの花屋さん楽しみだね」と言ってくれました。この教授は今でも最高の恩師だと思っていて。大学で何も得れなかったんじゃないか…と反省することもあったけれど、教授と出会えたことが本当に私の人生の宝になりました。

それから、花屋の新卒を受けましたが、見事に落ちて。

私の性格上、普通の就活はできませんでした。

落ちたから、落ちたからこそ、クソー!!!という思いでアルバイトからはじめて社員を目指す事にしたのです。大学を出て、アルバイトからはじめる何の知識もない花屋を許してくれた家族には感謝ですね…ホント。

アルバイトで働き、社員試験を受け、2回も落ちて。本当につらかった。です。2年間アルバイトとして汗水垂らして働きました。本気で、あー私はこの会社から必要とされてないんだな、、と思っていました。

悩んだ末、2年目でA花屋をやめて、福利厚生の整っているブライダルを専門にしているB花屋で社員として働くことに。やめることめちゃくちゃ悩みました。社会福祉士を蹴ってまではじめた花屋に思いも強くあったし、仕事は楽しかった。でも、3回も社員になる試験で落とされ、正直心が折れてました。

B花屋、社員で雇用してもらえ、6時には帰れる。花も触れる。だけど、何かが足りなかった。働いてる人達がパソコンを触るように花を扱い、決められた物だけを作る。花嫁さんのオーダーメイドではなく、カタログから選ばれた花達。しんどくてしんどくて、働きだしてからはじめて花を触りたくなくなった。何に悲しくて泣いてるのかもよく分からないけど、泣きながら帰ったこともある。

そんな時、A花屋の店長がランチに誘ってくれ、久しぶりに温かい花を思う気持ちに触れて、やっぱりA花屋に戻ることに決めた。その時の店長はやっぱり今でも1番尊敬する人。

3回も落とされてしんどかった事より、花を愛してない職場にいるのがしんどかった。

ありがたいことにA花屋にはすんなり戻れて、そこから今まで以上に死ぬ気で勉強をして半年後、社員になることができました。ヨカッタ。

そこから10年、花屋をしています。

自己紹介がとても長くなってしまいました。

最後にひとつ。花屋はわたしにとって天職だと思ってます。

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