新卒から続けた仕事をやめるという決断
最近、人生の岐路に立っていると感じる。
私は今年27歳になった。
世間的には、まだまだ若いと言われる年齢だと思うが、20代のうちにやるべきこと、なすべきことがありすぎるのではと思って生き急いでいる。
加齢、死への自覚
20代前半まで、私は永遠に若いままだと無自覚に思っていたし、なんやかんや自分だけは死なないと思っていた。
生物学的にはありえない話であるが、なぜかそう思っていた。
最近ふと、額や目尻に小ジワができているのを発見した。
スキンケアは人並み以上に頑張っているつもりだったが、生物の定めには抗えないんだなと感じた。
と同時に、あれ、私って歳を取るんだ、いつか死ぬんだと改めて実感した。
死に自覚的になったといえる。
(と、書きながらであるが、本当に自分がいつか死ぬなんてまっさか〜と思っている節もある)
仕事を続けるか問題
かねてより、今の仕事を一生続けて良いものか悩んでいる。
今の職場は、新卒で運良く第一志望で入れた。
かれこれ5年目になる。
今の職場の好きなところはこんな感じだ。
・パワハラ、セクハラが少ない
・頭の良い人、仕事ができる人が多い。尊敬できる人が多い。
・法令遵守している
・休暇制度、社会保険制度が整っている。
・安定している。リストラがない
・テレワークができる
・まだまだ男性社会ゆえ、(逆に)女性に優しい
・毎月給料がもらえる
我ながら甚だネガティブな理由が多くてびっくりするが、以前、キャリアカウンセラーの形から「やりたくないことを基軸に、やるべきことを考えるのも大事」と聞いたので、それはそれで良しとする。
今の職場の良くない(と私が感じている)ところはこんな感じである。
・残業が当たり前という風潮、定時で帰ることは悪という風潮
・狭い世界なので、噂が回りやすい(誰が仕事ができる/できない、誰が実は不倫している…など)
職場サイドの問題を書き出そうとしたが、実はあまりない。そのため、職場に何かを申し立てたとて私が辞めたい理由をひっくり返すことにはならない。
では、なぜ仕事が嫌だ、やめたいと私は考えているのか。
感情にフォーカスしてみるとこんな感じである。
・シンプルに、業務内容に興味が持てない。
・タスクが来るたびに心にずぅーんと鉛を抱えた気持ちになる。タスクを終了したらまた次のタスクが来るのでその繰り返し。
・このままこの職場にいたとしてもなんのスキルもつかず、歳を重ねるごとに市場価値が失われていく気がする
・これらを週5で続けていくことへの時間のもったいなさ、不安
次々出てくる。
職場の問題というより、自分自身の心の持ちよう、仕事への向き合い方が良くないだけなのではと何度も思い直してみたが、どうにも生涯の仕事としていくにはしっくりこないと感じている。
別記事で書こうと思うが、現在海外に出たいと思っていて、ワーホリだとあと3年しか期限がないこともあり、今悩んでいる。
長期的目線
こうした目の前の悩み、大きな決断ができないとき、私は博物館に行くことにしている。
人類史、いや先史時代からのながーーーーい歴史から見ると、私が生きてきた27年間てなんてちっぽけなんだろうと思える。宇宙の展示を見ていると、私の住んでいる日本って、宇宙から見るとなんて小さくて取るに足らない存在なんだろう、その中に住むたった一人の人間の私の人生ってものっすごくちっぽけだと(良い意味で)思える。オススメである。
私が退職して後悔しようと、仮に今後とんでもない人生が待ち受けていようと、長い歴史、巨大な宇宙を想うと全くもって取るに足らない。
歴史、宇宙から見て私の人生って別にどうなろうとどうでも良いことだと思う。
(私イチオシの国立科学博物館の写真)
現状維持バイアス
博物館にいる間とその後数日間は宇宙スケールで物事を考え、よし、好きに生きてやるぞ!!と強気でいられるのだが、いざ辞表を出す、親に言うとなると、急にへなへなと勇気がなくなっていく。
現状を維持して仕事を辞めないでいる限りは、自分を窮地に追いやることも、負荷をかけることもなければ親を悲しませたり同僚を驚かせることもない。
依然悩み中
長々と書いてきたが、まだ結論は出ていない。
善は急げという言葉があるが、どうすることが善かまだ分かっていないからである。
何か強い目的がないと仕事を辞めてはいけないのかもしれないのかもしれないという、客観的な考えと
海外に行って英語を完璧にしたい、苦労したい、自分の狭い視野を広げたい、多様な価値観を知って生きづらさを減らしたいという主観的な思いがぶつかっている。
がんばりたいことがあることは奇跡なので、見つかった場合は直感に従って進めとどこかで読んだ。
主観的、直感的な思いに本当に乗っかって良いのかどうか。
恵まれた職場にわざわざ別れを告げて良いものか悩みまくっている。
結論はまだ出ない。早く決めてスッキリしたい。
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