他人が褒められてるのを素直に喜べないとき。

2ヶ月ぶりに復帰した職場。

そんなに時間も経ってないし、業務内容もほとんど覚えているから大丈夫。

以前にいたとき、この仕事は天職だと自分でも思うほどこの仕事は自分に合っていた。

お客様や他のスタッフからもとてもいい評価をもらっている。そんな感覚もあった。

だからこそ、全てを捨てて戻ってきたんだ。

だけど戻ってきたら環境が変わっていた。

たった2ヶ月だけなのに新しいスタッフが増えていて、そしてそのスタッフたちがかなり仕事ができるタイプの人たちなのだ。

今日、仲のいい上司から不意に
「〇〇さんの後任の〇〇さんがすごい仕事できる人なんだよ！常務もあの子を正社員にって言っててさー！」と私に言ってきた。

別に悪いことじゃない。
むしろ一緒に働く人が仕事ができる人なら私にとってもプラスだし、会社にとってもプラスでいいことだ。

冷静になればそう分かるのだけれど。

その時の私はその上司の言葉を素直に喜べなかった。

そしてそれと同時に人が褒められてるのを良く思えない自分が嫌になった。

「いつからこんなに性格悪くなったんだろう私。。」

なんとなく、自分に余裕がない気がする。

新しい環境に移住してきて、全てを故郷に置いてここにきた私にとって、職場という存在はここでの私の生活の唯一の居場所だと思っていたのかもしれない。

そんな大切な場所に私の存在価値がなくなるんじゃないか。それがきっと怖かった。

これはきっと人間の所属の欲求。

私は居場所が欲しいんだ。

そうやって自分の気持ちを認識できてから、気持ちはかなり楽になった。

「居場所がなくなってしまうんじゃないか。そう思って怖かったんだよね。」

「怖くてもいいんだよ。これは人間が感じる欲求のひとつなんだから。いいんだよ。」

と自分に話してみた。

そうするとまた気持ちが楽になった。

「怖がってもいいんだ」

自分に許可することで重かった感情は昇華されていく。

完璧じゃない自分。全然いいじゃないの。

自分が嫌な自分に出会った時。

それは私の中にある感情のタネに気づくいいきっかけとなる。

そのタネがあることが人間らしさだし、いい悪いではないけれど、そこを1つ1つ見つめていくと面白い。

結果的には自分と向き合って、かなりいい1日になったな。今日もありがとう。