西野亮廣エンタメ研究所についての率直な感想

昨年の12月に西野亮廣エンタメ研究所に入った。キングコングの西野亮廣さんが運営されている、日本最大級のオンラインサロンだ。

結論から言うと、とてもいい。という表現では足りないぐらいオススメである。エンタメに興味がある人は絶対入って損はないし(むしろ入ってないほうが損だと思う)、私のようにお客様と接する仕事をする方にも非常にためになる話が多く学ぶことが多い、またリーダーや指導者の方にもオススメだ。ただ、最初に熱く語ってしまうと、「え、ただの西野ファンじゃん。」となってしまいそうなので、その前にオンラインサロンに入るまでの経緯を書く。

そもそも入ろうと思ったのにはいくつか理由がある。

まず、西野さんの描く絵が好きなこと。(エロール・ル・カインとかショーン・タンみたいな、じっくり見ちゃうなぁっていう絵が好きなので西野さんの絵はとても好き。)

西野さんが何かを伝えるときの、伝え方がとても分かりやすくて、勉強になること。(オンラインサロンに入るまでは、西野さんのブログをよく読んでいた。今でも読む。)

そもそも、オンラインサロンってどんなとこなの?何すんの?という好奇心。あと、しいて言えば自分の仕事に役立つ何かを得られるのではないか?という期待。

でも、実際、入る決断をするまでには相当時間がかかった。何にそんなに時間を取られたかというと、迷いや恐れがあったから。

迷いというのは、ほんとに月額1000円の価値があるのか、ということとか、オンラインサロンのメンバーのみなさんがどんな感じか(例えば、ゴリゴリの西野さんの熱狂的支持者の集まりだったらどうしよう、とか、エンタメ業界の人しかいなくて、業界に詳しくない人は冷たくされる、とかあったら嫌なだなぁ、みたいなこと)っていう知らないからこそ湧き出てくる不安みたいなもの。

恐れに関しては、あれです。一言でいうと「アンチ西野」の人たちに何か言われないかなぁということ。一時期、めちゃくちゃ叩かれてた西野さんを知っているので、応援したいんだけど、応援してることが知られたら、、、って二の足を踏む感じがあって。結局自分を守りたかったんだな、私は。

で、そこから何で「入る」にシフトしたかと言うと、ここしばらくの日本のニュースは暗いこと、悲しいこと、あとは人の失敗を非難したり、上げ足を取ったり、足の引っ張り合いの話題ばかりで、なんかもう、日本は寂しい国になっちゃうな、と感じてしまって。そんな中、西野さんのブログはいつも希望があって、わくわくして楽しそうで、未来が明るく感じる内容が多かった。そして、たまたま、どなたかの「オンラインサロンに入ってみた」的な記事を読んだタイミングで(その記事がとても正直に丁寧に書かれていて良かった記憶がある)入る決心をしたのである。

実際入ってみての感想。

1、圧倒的な情報配信量。オンラインサロンは、基本は西野さんからの情報配信がメイン。これがすごいボリュームで、毎日ある。西野さんご本人が「毎日、ビジネス書ぐらいの内容を配信している」とよく言われているが、これは本当だ。月額1000円の価値があるんだろうか、なんて迷ってた自分が情けない。この情報量で1000円はコスパが良すぎる。

配信の内容としては、今チャレンジされてるお仕事(まだ世間に情報が出る前のほんとうに先出しの情報)のことだったり、日々の活動の中で生まれた疑問に対しての考察や実験、検証だったり(←これが西野さんのすごいところで、ほとんどのことをデータ化、数値化してからさらに丁寧な説明があるので、説得力があるし分かりやすい)、あとはサロンメンバーに「意見聞かせてください」的な投げかけも多々ある。ときにはメンバーの方にお仕事の依頼もある。「〇〇〇できる方募集」みたいな感じで、具体的に募集要項が出たりもする。

これが毎日、途切れることなく、場合によっては1日のうちに目まぐるしく配信されるので、最初、1~2週間はお腹いっぱいになる感じを受けるとともに、今まで自分が、なんとてのんびりしてたんだろうな、という焦りも生まれてたりして、どうにかして情報を消化したくなる。結果私の場合は、このnoteを使ってアウトプットをする、というところにたどり着いた。

2、メンバーの方の多様性と温かい雰囲気。ほんとうに年齢も性別も職業も多種多様な方がいらっしゃる。

西野さんからの投げかけに対しては、コメントも気軽にできるし、(もちろんしなくてもいい)人によってはすごく専門的なお話をしてくださる方もいらっしゃる。(そこで、また勉強にもなる)そして時々、西野さんから直接コメントがもらえることもある。

私が入る前に心配していたような閉鎖的な感じは無いし、基本的にはみなさん、お互いにリスペクトし合っている感じかなと思っている。私はまだ参加したことがないが、いろいろなイベントも多いので、メンバーの方同士、実際にお酒を酌み交わしたり、仲良くなれる場もたくさんあるようだ。

3、強い信念を持って何かを成し遂げようとする人の熱量や、気迫や、気が遠くなるような血が滲むような圧倒的な努力の量をすぐ傍で体感できる。私が入って一番良かったと感じているのはこれである。

例えば、今までにもいろんな方のビジネス書を読んだり、自己啓発のセミナーに参加したり、あるいはプロのスポーツ選手の言葉を聞いて、「強い願望を持つ」とか「具体化するまで考え抜く」とか「成功するまであきらめない」とか「ゴールからの逆算」みたいなことを、学んできたのだが、これらのことを頭では理解できても、どこかで「その人の才能があったからだよなぁ。自分には出来ないかもしれないな。」とどこか諦めにも近い思いも半分あった。

しかし今、西野さんのオンラインサロンに入ったことで、何かを成し遂げようとする人の発言や行動や努力を傍で感じて、こんなにもひたむきに、毎日毎日本当にわき目もふらず、目指すものに向かって魂を削ることで、ようやく見えてくるものってあるんだな、と肌で感じることができるのだ。そのことを体感することで、「もっと自分にも頑張れるのではないか?」「まだまだやれることがあるのではないか?」と、今まで自分に無かった熱量が生まれた。もっと自分の担当する業務の精度と成果を上げていきたいし、人を喜ばせたいし、人に優しくしたいし、子供たちには笑顔になってほしいし、なりたい自分や、やりたいことが明確になってきた。だいぶ遅めだが、やっとスタートラインに立った気がする。私の未来を創るのは私の熱量と、行動と毎日の努力。今日のこの思いを忘れないように、ここに記録しておこう。



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