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【子育てと教育】当たり前がすごいこと

小学生にもなると

テストでいい点を取ったとか。
通知表の評定が良かったとか。
マラソン大会で1位だったとか。

他の子と比べて優れているとか。


数字や結果、周りとの比較で
褒められることが多くなる。


だから、

『子どもの自己肯定感を高めるために
たくさん褒めてあげましょう』

と言っても

“褒めるところが見つからない”

なんてことが学校の中でも
よくありました。


当たり前がすごいこと


赤ちゃんと過ごして思ったのは

生まれてすぐに自分で呼吸して。
鳴き声を上げて。
自分でミルクを吸って。
ゲップもくしゃみもして。
排泄もできて。


私たちにとっては当たり前のことでも
生まれてすぐにこれらができる赤ちゃん
って素直にすごい!!と思いました。


赤ちゃんはハイハイしたり、
ご飯を食べたり、たくさん寝たり。

言葉を話したり、自分で立ったり
するだけでも褒められる。

でも、いつからか当たり前が
褒められなくなっていく。



当たり前を褒める


そんなことを感じながら
思い出したのは保健室登校の子。

教室に行けない。
勉強ができない。
友達がつくれない。
給食が食べられない。
時間割通りに過ごせない。
集中力が続かない。
好きなことしかやらない。


“当たり前のことができない”

そんなことばかりに目が向いて
褒められずにいました。


でも、その子が

学校に来たこと。
顔を見せてくれたこと。
あいさつをしてくれたこと。
お手伝いを進んでしてくれてこと。
好きなことは飽きずにやること。

などなど。

当たり前に思っていたこと、
できていることは
“褒められたところ”



自己肯定感を育むには


もっともっと褒めてあげれば良かった。

あなたはすばらしいというメッセージを
もっともっと送れば良かった。

そんなふうに思う今日この頃です。


数字で判断したり、
他人と比較したりして
褒めるのではなく

今あるその子の当たり前を褒めて、
すばらしいと伝えれば

自己肯定感(=生きる力)
は育まれていきます。



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