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保護者が見たくなるほけんだよりの作り方

思い切って保護者さんに聞いてみた。

『ほけんだよりって見ますか?』

「先生…ごめん。
 ほけんだよりは見てない」

それが保護者さんの本音でした(笑)






ほけんだよりの役割


そもそも、ほけんだよりの目的は
保健教育や情報発信。

そして、子どもや保護者さんとの
コミュニケーションの場でもあります。



ほけんだよりを通じて知識を得る
だけではなく、学校について
知ってもらうこともできます。



知ってもらうことで、保健活動や
学校に興味関心を持ってもらい、
協力を得ることができるようにもなります。



ほけんだよりを上手に活用することで
学校保健目標の達成につながっていきます。



見てもらえるようになったら


そこで、保護者さんの声を聞きながら
どうしたら見てもらえるほけんだより
を作れるか検討しました。

その結果、主観的ではありますが
見てくれる保護者さんが増えました。


※保護者さん同士でほけんだよりの
 内容を話をしていたり、電話で
「ほけんだよりに書いてあった〜」
 と言われたりするようになった。



保健活動にも理解をいただき、
積極的に参加してくれたり
以前よりも歯の治療率が
上がったりしました。



そんな私がやったほけんだよりの
ちょっとした工夫を今日はお伝えします。






私がやった工夫


①子ども向けの内容と
保護者向けの内容を分けて書く


それぞれ伝えたいことは異なるもの。
それぞれにあった内容・言葉で
書き分けていました。

※私の場合A4の表→子ども 裏→保護者
さらに、子ども向けの方には全て
ふりがなをつけるように。



②子どもの写真を載せる

・委員会活動の活動
・保健指導の際の活動写真
・日頃の様子(歯磨き・手洗い・給食など)

保護者が見たいのはやっぱり子どもの姿。
なので、写真の効果は大きいです!!

そこで毎月、なるべく写真を
取り入れるようにしました。

健康診断の様子や掲示物を見ている姿など
何でも活用しました。





③子どもの活躍を載せる

・委員会活動の活動
・保健や給食に関する応募作品の紹介
・生活習慣チェックシート等で
 書いてもらった感想

写真同様、子どもの作品も
興味を持って見てくれます!

そこで、学級だよりにもあるように
子どもの作品は載せるようにしました。

(子どもや保護者さんの感想も)




④学校や地域の情報など
 保護者が気になることを載せる


・子どもの健康について
・地域や学校の感染状況

健康診断の事前調査で保護者さんが
気にしていたことについて掲載しました。

※口臭の原因や姿勢が悪くなる原因など

また地域で流行している感染症や
学校で流行っている不調についても掲載。

(できるだけ地域や学校の情報を
伝えられるようにしました)




ほけんだよりを活用するわけ


いくら保健指導を行なっても、
子どもの健康には保護者さんの
協力が必要不可欠です。


学校・子ども・保護者さんのみんなで
取り組めるようになるきっかけの1つ
としてほけんだよりを活用してみては
いかがでしょうか?



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