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尾崎放哉関連書籍③『放哉という男』

『放哉という男』
著者:荻原井泉水
発行者:石原明太郎
発行所:有限会社 大法輪閣

奥付より引用

内容

放哉が師と仰いだ荻原井泉水による、放哉の人生を語った話。寺男をやっていたときの話や、放哉の生き方など様々な角度でエピソードがまとめられています。師としてなのか、温かく見守って(時に困ったよ、みたいな感じもありましたが)いたんだ、ということが文章からにじみ出ていて、本当に愛おしくなる…。主に須磨寺、その前後の放哉先生の様子を知ることができます。

漂流生活をしている、しかも「台湾に行く!!」などと自ら死の道を歩こうという放哉先生に、こんな句の才能があるんだから…!と何とか生きる手立てを考えてくれる師が、本当に尊い。自分の立場(自分も妻を亡くしていたり、など)や状況を重ね合わせているのか、すごく大切にしてくれていたんだろうなぁ…と心があたたかくなる。この本から尾崎放哉を知っていたら、きっともっと放哉先生への見方変わっていただろうな、と思います。
個人的に、常称院でのやらかしを、当の本人以上に何とかしようと繰り返し謝ってたの。ここまでしてくれる人なかなかいないよ…と思ってみたり(自分の負い目もあったんだろうけれども)

とにかく!!尾崎放哉を知ろうとするなら、絶対に読んでみてほしい!!!外せない一冊です!!!!

どこで読める?

一般で入手するなら、中古本で探す形になります(調べたときはAmazonでありました)。もしくは、図書館で閉架にある場合もあるかも?

国会デジタルのほうにはありましたので、是非!

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