軽井沢と小諸で文学三昧
12月16日土曜日に軽井沢と小諸に行ってきました!
今回の目的が大きく2つ。
軽井沢では堀辰雄文学記念館・資料館で同時企画されている展示を見に、小諸では藤村文学講座に参加してきました。
軽井沢の追分は中山道の宿場町の1つでもあるらしく…!
もう俄然テンション上がりますよね。
今回はとにかくこの日の日程をまとめて、次また行くときに自分で参考になるようにまとめときたいなと思います。
誰かの参考になれば、なお嬉しい。
軽井沢~追分宿~
まず今回は、目的地が軽井沢と小諸という2つだったので、悩みに悩んだのですが、レンタカーで向かいました。
(参考までに、私は東海住み)
ちなみに、今回の交通手段で検討していたのが↓
①レンタカーで移動(高速と峠越え)
②電車(特急なども使う)
③行きは電車・帰りは深夜の高速バスで新宿まで帰り、次の日新幹線
という3つを考えていたのですが、
②頻繁に出ているわけではなく、また乗り換えのことを考えると、講座の時間も決まっていたこともあり、それぞれの時間が短くなる。
ただ移動中寝れるし、暗くなっても安心して帰れる、というメリットはあり。
③は12月ということもあって、ほんっとに日が暮れるのが早い。でも講座が終わってから小諸でゆっくりしようと思うと、夜まで時間があったほうがいいのかな、とも思ったり…。ただ、深夜バス+新幹線+行きの特急代金のことをトータルでみると、かなりお金がかかる。
それぞれいいとこもあり、不便なとこもあり、自分の住んでいるところがそもそも田舎なのもあるため、交通の便が悪いのですが、今回はレンタカーでいこうと思いました。
結論、田舎道で街灯も少なく、尚且つ雨が降っていたので、帰路はしんどかったです。本当に。
12月だったから余計に…。車で片道およそ4時間ちょい(休憩もはさんで)だったのですが、これが夏の日が長い日だったらよかったかもしれません。
知らない道を、真っ暗な中、雨で視界が悪いことも重なり、さらに一人だったので、必死に運転してました。でも途中寄るサービスエリアや道の駅で、その土地の特産品とかを味わえるのは、車移動ならではだよね!!
なので、それぞれその季節の事情や、運転気力によって変わるとは思うけど、目的地2つなら、泊って2日間に分けるのもアリだったのなあと。
ごめんなさい、話が逸れました。
文学館などについて
来年の令和6年3月3日まで。
堀辰雄文学記念館さんと、軽井沢町追分宿郷土館さんで企画展示をしており、虚子先生たちの直筆原稿が見れるとのことで!!行かねば!!と向かいました。
38人て純粋にすごいですよね…。軽井沢にはたくさんの文人の方が集まったとも聞きますが、きっと軽井沢の土地に魅力がたくさんあったんだなぁ。
虚子先生は短歌
・雲なき時雨を落とす空が好き
・墨の線一つ走りに冬の空
・客去れて色手袋の乱雑に
・冬晴や心ゆるめば曇るべし
・山茶花はこぼしとも又ねびしとも
以上5句の原稿が公開されていました。
雲なき~の句が本当に好き。空から降ってくる雨のことをこんな風に表現できるのがすごい。しかもちょうど今の季節にぴったりの句ばかりで、情景が思い浮かべやすいね。
そして原稿のほうなのですが、虚子先生のちょこちょこって書く筆跡が「はあ~~~~~~(頭抱え)」好き!!
以前、芦屋にある虚子記念館さんで、碧梧桐先生との書が並んで飾られていた展示があったのですが、生き様とのギャップ?といえばいいのか、虚子先生って字体は、かなり優しめというか…その違いがいいなあと思っているので。
他にも色んな方の原稿があり、とてもゆったりと見れてよかったです
そして、文学館の敷地内には堀先生が過ごした面影が感じられます。
中には、川端康成先生が贈った書や、室生犀星先生が贈った箪笥、そして書庫などもあり、最期に過ごしたこの地での時間に思いを馳せることができます。
展示されているものを見て、本当に交友関係が広く、多くの人に慕われ、可愛がられてたんだろうなと分かります。
個人的に、芥川先生について書かれた論文が好きです。
自分のなかに根付いていて、彼について語るには自分をも見つめ返さなければならない…という内容のものでした。
文学館周辺の行ってみてほしいとこ
・軽井沢町追分宿郷土館
企画展示があったので行きましたが、そうじゃなくても、追分宿がどんな役割が担われていたのか。その当時の暮らしぶりがわかる資料が充実してます。追分節が聞けるよ~
・分去れ
ここを分岐に、北国街道・中山道に分かれます。
当時の旅人はここで別れを惜しみ、それぞれの道に進んでいたとか。
☆今回時間なくて行けなかったとこ☆
今度行くぞ!リベンジするぞ!!
・泉洞禅寺(堀辰雄先生の句碑があるらしい)
・シャーロックホームズ像
・北原白秋先生の歌碑(ここから車で10分くらい)
中軽井沢駅の近くにあるみたいです
・室生犀星先生の記念館(車で20分くらい走れば着くみたい)
ほかにも、たくさんの文人が集った場所ということもあり、見どころがたくさんあるみたいなので、調べていきたいな。
お昼は、記念館さんの近くにあった『ささくら』というお店で、そば三昧を食べる。クルミだれが美味しすぎる!!とろろも美味!!
名残惜しかったですが、講座の時間が迫ってたので、車で向かう。
↑ここでパンも買いました。
小諸~藤村文学講座~
小諸市民交流センター ステラホールにて
13時半~15時半まで
今回のテーマが『島崎藤村と徳田秋聲』
あまりにも充実してたので、また記事を改めて書こうと思う。
とにかく2時間あっというまだった!!
私のちっぽけな脳みそじゃ咀嚼が追い付かないとこもあり、勉強不足を痛感したけど、こうした講演聞くの好き。
帰ってきてから、いただいた資料を何回も読み返していた。
また記事にまとめたら、上げます~!
終わってから、小諸駅までふら~~っと散歩をし、そして16時くらいに小諸を出発して岐路に着きました。
途中駒ヶ岳サービスエリアで夜ごはん食べたり、お土産見たりして21時過ぎには無事に家に帰って来れました~!!
朝は6時半くらいに家を出発したのですが、トータルでおおよそ5時間くらいの運転。いや~、走った走った!!
小諸いいところです。また文学講座聞きに行こう
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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