部屋を片付けるときに優先すべきこと

響音カゲです。

片付けがめちゃめちゃ苦手なんですけど、定期的に部屋を綺麗にするようにしてます。

そのときの備忘録として。


以下の順序で作業します。

  1. 明らかなゴミを捨てる。

  2. 最も使用頻度の高い場所から作業する。

    1. 通路

    2. デスク周り

    3. 棚の前

    4. 棚、引き出しの中身

    5. しまい込んでいるもの

  3. 時間がない場合は、通路にあるものをとりあえずかごにまとめる。

  4. 床にあるものが撤去できてから掃除機を掛ける。明らかにホコリやゴミが多い場合はその限りではない。

0. 前提条件

まず、この記事で部屋を片付けるとは、以下の状態を指します。

不要なものが破棄されており、通路および作業空間に障害物がなく、必要なものが優先順位付けされて容易に取り出せる状態になっていること。

片付けるというと、「ごちゃごちゃしたものを見せない」とか「キレイに収納」とかありますが、それは片付けを極めた人間がやることであって、床が見えない状態の人がいきなり目指す場所ではありません。

まずは、上記の定義を満たせる状態を目指すことを本記事の目標とします。

0.1 片付けの定義の細分化

上記の定義を細分化すると、以下の内容に分けられます。

  • 不要なものが破棄されている

  • 通路、作業空間に障害物がない

  • 必要なものが優先順位付けされて容易に取り出せる

これらは、言い換えれば以下の内容を達成することとほぼ同義です:

  • 物を減らす

  • 床に物を置かない

  • 物を同じ場所に置く

これらを効率よく達成する方法を本稿では考えます。

0.2 片付けの効率について

片付けをする際には考慮するべき点がいくつかあります。

  • 定位置にない物の個数が移動コストに影響すること

  • 片付けをする際にも移動効率が影響すること

    • 床等にものがある場合、移動コストが増加する

  • 分類をするためにはいったん物を空きスペースに出さなければいけないこと

つまり、そもそもの物が多ければ多いほど、また、定位置から外れた個数が多いほど、片付けの時間は指数関数的に増加していくんですね。

また、床の広さも片付けの効率に影響してくるわけです。

それらを踏まえた上で、上記の作業順序をもう一度見ていきましょう。

  1. 明らかなゴミを捨てる。

  2. 最も使用頻度の高い場所から作業する。

    1. 通路

    2. デスク周り

    3. 棚の前

    4. 棚、引き出しの中身

    5. しまい込んでいるもの

  3. 時間がない場合は、通路にあるものをとりあえずかごにまとめる。

  4. 床にあるものが撤去できてから掃除機を掛ける。明らかにホコリやゴミが多い場合はその限りではない。

1. 明らかなゴミを捨てる

まずはゴミから捨てます。

片付けができない人の部屋にありがちなのですが、明らかなごみが蓄積されているケースが多々あります。
例えば、お菓子を食べた袋とか、食事をし終えたレンチンご飯とか、Amazonの空き箱とかです。

まずは上記のような、明らかに使わないゴミから順番に撤去することで物の絶対数を減らします。

分別が厳しい場所はしょうがないですが、そこまで厳しくない場所の場合は、プラごみや紙ごみの分類はある程度諦めて良いです。特に、部屋の状況がかなり荒れている場合は早急にごみを捨てることを優先します。

この時、使うかどうか分からないものには手を付けません。それらを移動させたり、分別したりするのには判断が必要ですが、判断には時間が掛かります。明らかなゴミよりも時間効率が良くないためです。

基準に迷うのなら、迷ったらやめておきましょう。迷わず捨てられるものだけ捨てます。

2. 使用頻度の高い場所から片付ける

これは家によって異なると思います。

使用頻度の高い場所は導線も重なりますし、普段の移動効率や仕事効率に最も影響が出やすいので、まずはそこから片付けます。

私の家であれば、廊下と机周りですね。

逆に最初に手を付けてはいけないのは、クローゼットの奥など。

ゴミが多そうに見えて、そこを片付けるためには一旦すべてのものを取り出さなければならず、一時的に部屋の散らかり(エントロピー)が増加します。

こういう部屋が一時的にでも散らかる作業は、途中で放置してしまった場合のリスクが非常に大きいため、魅力的に見えたとしても極力最後に回します。

3. 時間がないなら、とりあえずかごにまとめる

箱に入っているか否かで移動のコストが大幅に変化するからです。

箱1つを移動させるのと、こまごまとしたものを両手に握って移動させるのでは、箱1つを移動させるほうが効率的に大量のものを移動させることができます。次回使用するときにやや不便ですが、限られた時間のなかで床面積を確保するときは致し方ありません。

せめて床にあるものはかごに突っ込んでおきましょう。

4. 床にあるものが撤去できてから掃除機を掛ける。明らかにホコリやゴミが多い場合はその限りではない。

片付けをすると、後からホコリが落ちてきます。また、床が見えるようになるのは物を片付け終わった後の最後の段階です。

なので、最後に掃除機を掛けるほうが効率的です。

ただし、大量に粉塵やホコリが発生するような場所を片付ける場合、健康被害のリスクが高まるため、先に掃除機を掛けたほうがいいです。(石膏作業をした場所など)

まとめ

普通の人はこれが当たり前にできるんですよね。信じられん。

キャラクターの創作費に使わせていただきます。