2015年7月の記事一覧
さざなみ (掌編小説)
ながそね水泳場とまつばら水泳場は、大きな紡績工場をぐるりと抱え込むようにして南北に分かれてあった。
ふたつの水泳場は、ぼくの心の中で明確なランク付けがなされていて、ながそねには申し訳ないけれどまつばらの方が圧倒的に上だった。
まず、まつばらはきれいな砂浜なのに、ながそねは石ころがごろごろしている石ころ浜だった。ひとつひとつの石ころは波にあらわれて角が丸くなっていたからそれで怪我をすることはな
昨日・今日と彦根の松原水泳場で「鳥人間コンテスト」がありました。少し離れた砂浜に寝転んで見ていたら、トンビが「ぴーひょろろろ、ぴーひょろろろ」と鳴いていたり、子どもの嬌声がびわ湖の風にのって運ばれてきたりして、とってもいい感じでした。ペットボトルだけど麦茶がすごく美味しかった。
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よろしくおねがいします。
このたび富園ハルクさんにお誘いいただき、怪談会に参加させていただくことになりました。
ハルクさんとの怪談会は「幽」怪談実話コンテストを通して御縁を頂戴したときからの夢でした。
怪談やホラーなど、怖いものが苦手な方もいらっしゃるとは思いますが、怖がりという点では、話すぼくがいちばんそうかもしれません。
ぼくとしては、怪談を披露させていただく中で、小説を書く上で大切な事、小説を読む醍醐味、であ