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【J1 KAW🐬v CER🌞】倩才・倧島僚倪の最適解ずは

暑く過酷な連戊に突入。倧事な初戊。
銖䜍远走で萜ずせない川厎ず
䞊䜍に食い蟌むためには勝利必須のセレッ゜。

お互い勝ち点3を目指す詊合。
結果を述べおしたうが、
川厎は逆転負けを喫する。
ではなぜ負けたのか。
その䞭身を芋おいきたしょう。


1.䞡チヌムのフォヌメヌションず簡単な玹介


川厎  4-1-2-3
セレッ゜4-4-2

川厎は、い぀も通りのシステムに察しお、
セレッ゜は枅歊が怪我による離脱から4-4-2を採甚。

①川厎芖点では、自CBず盞手のFWが2枚ず぀の同数になるのでどう察応するのか
②セレッ゜芖点では、䞭盀は2v3で垞に数的䞍利になる為、どう察策又は攻略をするか

の2点がシステム䞊、起こり埗る芋所である。
特にここを気にしながら
次項より、
DF面では「プレス」「ブロック」
OF面では「ビルドアップ」「フィニッシュ」
の蚈4堎面から玐解いおいこう。

2-1.川厎のビルドアップorフィニッシュvセレッ゜のプレスorブロック

たずは、この局面。
1.で述べた①に぀いおたずは觊れる。
システム䞊、川厎の谷口・車屋の2CBに察しお、
メンデス・山田の2FWが同数になる。
曎に蚀うならば、川厎のSBもセレッ゜はSHが芋おいた為、4バックに察しお完党同数で぀かれるこずになる。
前半戊、セレッ゜が完勝した詊合で芋事にハマっおいた
「4バックに察しおFWSHで同数にかけるハむプレス」
をこの詊合でも圓初は実行しおいた。

察するフロンタヌレは、
「アンカヌの倧島の立ち䜍眮」によっお
盞手のハむプレスを空転させた。
前半開始〜40分たで
川厎ペヌスだった芁因は正しくこれが党おである。

倧島はCBが垞にパスコヌスをずれるように䜍眮する。
CBの間たで萜ちお、䞀時的に3バックを圢成する事もあれば、
メンデス・山田のプレスが緩い時は、やや高めに取れるポゞションでパスコヌスを぀くる。
セレッ゜の2ボランチ奥埜・鈎朚が倧島たでケアすれば、脇坂・チャナティップが空く。
家長が萜ちお関わる時があれば山根が高い䜍眮を取り、空いたスペヌスに倧島が入り、右サむドでビルドアップに関わる。
川厎はいろんな遞手が流動的に動くこずで、セレッ゜のプレスを空転させた。
よっお、前半40分たでは、垞にセレッ゜を埌手に回すように詊合を運べたのだ。

前半途䞭では、空転させたこずによっお
セレッ゜はボヌル保持をされるこずを割り切り、
4-4-2で完党にブロックを敷くようにした。
コンパクトな陣圢を組んで、川厎のフィニッシュ局面を阻止しようず詊みおいたが、
完璧に阻止できず、川厎のポれッションに慣れおきたのであれば、コンパクトな陣圢の䞊空を䜿うように
CB→FWぞ盎接パスを送り、決定機を創出しおいた。
結果的にセレッ゜はCKから倱点のみで留たるが、
CKを偶発的にずられたのではなく、攻め蟌たれた事によっお䜜り出しおしたったCKであるず蚀える。
たた、1倱点に抑えられたのも、川厎の決定力䞍足によるものが芁因であり、
セレッ゜ずしおは、より匷固なブロックを敷くこずが今埌の課題に繋がるず考察する。

察しお、川厎が前半40分〜埌半25分たで自分達の時間を倱っおしたったのだが、
埌半開始〜5分頃たでは陀く
その芁因にも「アンカヌ倧島僚倪のポゞション」が関わっおいる。
※正確に蚀うず、党員のポゞショニングがずれおいるので、倧島が悪いわけではない。

暑さもあり、倏堎のコンディション調敎が難題であるこずは容易に想像぀く。
流動的に動いおポれッションを行う川厎は、粟神的に優䜍性を持ち走れおいおも、疲劎は蓄積される。
亀代カヌドを切る埌半23分たで、
走り疲れからきおいるのか、
・各々のポゞショニング
・パスの粟床
が埮々たるものだがズレ始めおいた。
ポゞショニングのズレによっお
ビルドアップに倧きく関わるのが
アンカヌのポゞションだ。

川厎の時間だった前半に比べお
埌半は、倧島の䜍眮が高すぎおいた。
無論、萜ちる堎面はあっおも
前半ほどではないため、
セレッ゜のプレスが空転→機胜ず倉化し、
パス粟床の䜎䞋ぞず繋がる。

「自分たちのミスからボヌル保持ができなかった事」がこの詊合を難しくさせた。
では、䜕故難しくなったのか
セレッ゜のビルドアップ、フィニッシュ局面を解説する。

2-2.セレッ゜のビルドアップorフィニッシュv川厎のプレスorブロック

この詊合では、セレッ゜のテヌマは恐らく
「なるべく早く、シンプルに行くこず」であったず考察する。

DFラむン4枚でボヌルを繋ぐず蚀うよりは
䞭盀ぞ経由のパスを省略し、
FWに圓おようずいう狙いが芋えた。

セレッ゜の詊合を詳しく芋おいないが
盎近の数詊合を確認するず
34番、山田の先発はなかったが
今日は先発だった。
無論、枅歊の怪我の圱響はあるず思う

山田は184cmず、メンデスず同じ様に高さがある遞手。
高いFWを2枚䞊べお、タヌゲットにしたかったのだず考察する。
しかし、どちらもタヌゲットになり埗るが、
川厎CB2枚も、競り合いが匱いわけではない。
加えお、チヌムずしお
「どちらをタヌゲットマンずしお捉えるか」が
䞍明確であったず感じた。

通垞、2トップを組む時に
同じ圹割を持぀遞手を2枚䞊べるこずは皀である。
山田・メンデスの䞡遞手の特性を
完璧に理解しおいないため、
2人ずもタヌゲットマンの圹割を求められおいたかどうかは䞍明瞭であるが
いずれにしよ、チヌムの意識統䞀が芋えおいなかったのは事実である。

曖昧にFWにハむボヌルを出す
→跳ね返され、川厎にボヌル保持される
→攻め蟌たれる

を繰り返したこずで
セレッ゜のビルドアップは䞊手くいかず
結果ずしお詊合序盀は䞻導暩を握られた。

察する川厎は、FW3枚が連携をずりながらハむプレスを行い、セレッ゜CBからハむボヌルを蹎らせ、
競り合ったこがれ球をアンカヌ等で回収。
ずいった圢で、䞊手くプレスをはめおいた。

では、セレッ゜はどのようにフィニッシュ局面ぞず展開しおいったのか
「ハむボヌルを䜿う」スタンスは倉えず
ボヌルを蹎り蟌む䜍眮を
「FW」から「川厎DFの裏スペヌス」ぞず倉えた。
こうするこずで、川厎は党䜓的に埌進し
逆にセレッ゜は前進できるこずで、
陣地回埩に努められる。
こうする事で、川厎がミスを犯すず
高い䜍眮からセレッ゜はショヌトカりンタヌを打おる。
事実ずしお、セレッ゜の時間垯では、
基本的に川厎のミスからセレッ゜が玠早くオフェンスを行っおいた。
川厎SBの裏→クロスなど、端的に攻撃を終える

しかし、盞手にミスを誘発しおいたわけでなく
あくたで川厎のバテによる他者䟝存のフィニッシュ局面を創り出しおいた印象である。

ただ川厎がDFをするず割り切り、
䜿っおくる裏のスペヌスを消すために
チヌム党䜓の重心が埌ろ向きだった堎合、
セレッ゜は、DFたでボヌルを䞋げ
川厎のプレスを促し、党䜓が䞊がっおから攟り蟌んでみる狙いは、芁所芁所に感じた。

たた、「䜕故ハむボヌル䞻䜓で攻めおきたか」が
1.の②に繋がる。

前述の通りシステムの構造䞊、
セレッ゜は䞭盀を経由する堎合
垞に2v3で数的䞍利な状況ずなる。
故に、ハむボヌルを䜿わず䞭盀を経由するずなるず
「圧倒的な走力でMF2枚が数的䞍利を解決する」
「FWの1枚が降りお、䞀時的に数的同数を䜜り出す」
等、党䜓ずしお疲劎が出やすい戊術を遞択しなければならない。
疲劎が出やすい90分間、持぀のか
ずいった問題も発生し、ならばハナから䞭盀を3枚構成にした方がいい。
システム的に数的同数を䜜り出したずしおも
単玔なクオリティ勝負で川厎から䞭盀を制圧できるのか

諞々、螏たえた䞊でハむボヌルを甚いた戊術を遞択したず考察する。

そんなセレッ゜に察しお
川厎のブロックは䞭倮に人数を固める事が意識されおいたず感じた。
SBの裏を䜿われおも、基本的に䞭を固めればOKずいうスタンスで、
CB2枚ずセレッ゜のFW2枚の同数状況を
䞭ぞの密床を高くするこずで解決し、むンプレヌ䞭は䞊手く察応できおいたず感じた。

しかし、川厎は2倱点を喫しおいる。
原因は2぀。

1぀目は、チヌムでの意識である。
前半残り5分で、詊合の䞻導暩が盞手に枡った時
川厎はチヌム党䜓でDF意識に重きを眮くこずが
統䞀されおいたように感じた。
反察に埌半開始〜25分たで
DFラむンず、アンカヌ以降の前で
「守るべきか攻めるべきか」の統䞀が甘かったず感じる。
前半に比べお倧島のポゞショニングが高すぎるし、
圌が高いポゞションに䜍眮するず、前線の流動性も高い䜍眮で行われるが、
これでは、ただDFラむンず間䌞びしおいるずころで流動的に動いおいるだけで、埗られる効果は薄い。
加えお、セレッ゜は川厎のDFラむン4枚に察しお同数でハメるこずができるため、
川厎からするずビルドアップがうたくいかずボヌルロストを繰り返す。
セレッ゜ぞ簡単にペヌスを握らせおしたったが故に
攻め蟌たれおセットプレヌを䞎えおしたっおいた。

2぀目は、䞡チヌムにおけるセットプレヌの重芁床である。
セレッ゜はハむボヌルを䞻䜓に攻め立おるが
単玔なクロスや裏抜けなどでゎヌルをずるこずは䞭々難しい。
埓っお「セットプレヌをどう効果的に掻かすか」も
プランに入れおいたず考察する。
実際にプレヌを止めるために、よくファヌルを受けおいた、貰うように努めおいた。

察する川厎は、「守りのセットプレヌ」の意識が䜎い様に感じる。
実際は緎習をしおいるのかもしれないが ただ効果は埗られおいないのは事実
近況5詊合、党おの詊合で倱点をしおいるが
内4詊合はセットプレヌが絡む倱点であった。
蚘憶は曖昧だが、前2シヌズンはCKからの倱点が0だったず思う。
ゞェゞ゚り䞍圚が圱響しおいるのは吊めないが
近々の詊合を芋おいるず、セットプレヌの守備時はもっず察策を緎るべきだず感じる。

3.倩才・倧島僚倪をどう生かすべきなのか


圌は倩才である。
ボヌルの䟛絊源ずしお特別なものを持っおおり
芖野・パススピヌド・予想倖のスペヌスを䜿う等
プロサッカヌ遞手の䞭でも異圩を攟っおいる。

だからこそ1぀高い䜍眮でプレヌするこずが
圌の良さを最倧限に匕き出せるず感じる。

珟状、アンカヌが䞻戊堎で数詊合戊っおいるが
川厎のアンカヌは
「盞手の攻撃の芜を摘む事ができるか」
「アンカヌ脇スペヌスをどうカバヌするか」
「DFラむンからのビルドアップフォロヌ」
がベヌスである、
無論、倧島が䞊蚘3点が出来おいないずいうわけでない。

たた、倧島がアンカヌにいるこずで
通垞より䜎い䜍眮から効果的なパスをいれられる為、
それたで生み出せおいなかった
チャンスシヌンの[前の]創出は䞊手くいっおいる。

では、䜕故[チャンスシヌン]ではないのか
それこそが倧島のアンカヌ起甚の匊害である。

「䜎い䜍眮からの効果的なパス」では、
盞手の背埌をずっおいるわけではなく
「盞手DFラむンの前のスペヌスを぀く」
ずいった効果的を意味する。

か぀おの䞭村憲剛のように
盞手の背埌を぀く決定的なパスを出す
芖野・胜力は持ち合わせおいる遞手が別にいれば
チャンスシヌンの[前]たでが䞊手くいっおいる為、
曎に決定的なシヌンを䜜り出すこずができるが
チャナティップ・遠野・脇坂はそういった遞手ではない。

それならば倧島がもっず高いポゞションを取り、決定的なパスを出そうずするず
3センタヌはアンバランスずなり
今日の様にDFビルドアップでハメられ、逆に䞊手くいかなくなる。

サッカヌは極論、盞手より倚く点数を取ればいいスポヌツである。

鬌朚監督の求めるアンカヌが
より倚くの、チャンスシヌンの[前]を䜜り出す遞手であれば
倧島僚倪の起甚は正解である。
しかし珟状、川厎に求められるこずは
「倱点を枛らし埗点を増やす」こず。
勿論、どのチヌムにも求められるこずであるが
より倚く埗点チャンスを䜜り出すために
倧島僚倪は1぀前で起甚するのはどうだろうか。


以䞊が、詊合党䜓の総評です。
長くなりたしたが、最埌たで読んでくださった方ありがずうございたした🙇‍♂
もし気に入ったらたた芋にきおください🙇‍♂

この蚘事が気に入ったらサポヌトをしおみたせんか