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すべて自分のせいにしてみる。

損害保険会社で交通事故の示談交渉業務に携わっていたとき

車のバンパーのみの損傷なのに

ムチ打ちなどで数ヵ月も通院するひとがいた。

そうかと思えば

届いた事故車両の写真を見て

乗っている人は死んでるなって破損状況なのに

怪我のないひとがいたりする。


背骨の弾力があれば何でもないことが

弾力を失っている背骨にとっては死に至ってしまう。

事故の衝撃のインパクトが発生したのが

息を吸っているときなら大丈夫だったものが

息を吐ききったときなら致命傷になってしまう。

腹に息が入っていれば問題ない衝撃が

腹から息が抜けていると甚大な怪我をもたらしてしまう。


だから軽微なバンパー交換のみで修理できてしまう事故でも

何か月も通院しているひとがいるわけ。

思わず、詐欺なのかと疑ってしまうんだけど

実際に会ってみると本当に痛みを感じていたりする。


人類史上、もっとも人を元気にしえたひとだと

ぼくが思っている師匠の野口晴哉。

その野口先生でも元気に誘導しにくかったのが

傷痍軍人と交通事故被害者。


共通しているのは被害者意識。

国が戦争を起こして

無理やり戦地に行かされて怪我をしてしまった。

障害を負ってしまった。

加害者は国、軍部、軍国主義者

自分は被害者なんだ。

自分はなんにも悪くないんだ。

しかも戦争で怪我を負ってしまったので

国から恩給をもらって生活が成り立っている人になると

さらに治らない。

正確には治ってしまうと恩給をもらえる資格を失ってしまうから

潜在意識では治りたくないと思ってしまっている。


不注意で運転ミスをしたやつに後ろから追突されたんだ。

あんな無謀な運転をするから事故が起きたんだ。

自分は運転ルールに則って安全運転していたのに。

加害者はあいつだ。

怪我をして通院している期間は

休業損害賠償で補償してもらえるとなると

治りにくさが増大する。

傷痍軍人が治らないのと同じ構造。


国のせいで俺はこんなに痛いんだ~

あいつのせいで俺はこんなカラダになってしまったんだ~

ずっと脳内でこんな言葉が鳴り響いていたら

とてつもなくネガティブになっちゃっている。

とても低い波動、エネルギー状態なので

それに見合った現実が創造され続けていく。


恋愛で惚れっちゃった異性よりも多い時間を

加害者に対する恨みや罵詈雑言の言葉を脳内の再生に費やしている。

ココロの操縦席には大嫌いな加害者が

常に居座っている状態。

それって

大好きと言うんとちゃうんかい!とツッコミ入れるべきとこだよね。


自分の気分がよくなるかどうかの力を握っているのが

加害者ってことになる。

驚くべきことだよね

自分の気分を決める力を

自分が嫌いな奴に譲っているんだから。

それ、悪魔の契約じゃん。

わたしの気分をよくするか、悪くするか

それを決める力を持っているのはあなた(加害者)です。

これ相当にヤバい契約だよ(>_<)


自分の気分をどうするか

その力を他人に渡しちゃいけない。

その力は自分で持っているべきもの。


もしも自分が元気になっていくという選択をしたいのなら

その力を加害者から回収して

自分のものにしなくちゃ。

加害者の責任にするのではなく

自分の責任にしてしまうことは、

現状を自分で変える力は

自分がすべて持っているってこと。

自分が創造主ってこと。


自分が元気になりたい

幸せになりたいのならね。


ボートを漕いでいたら

別のボートがぶつかってきた。


別のボートを漕いでいる人間がいると

どこ見て漕いでいるんだよと

ムカッとしてしまう自分が出現しちゃう。

その瞬間に自分の気分をコントロールする心の操縦席には

相手(自分が加害者と認識した)が座っているじゃん。


ところが当たってきたボートが無人だったら

あらっ

ボートがぶつかってきた。

事実認識をするだけで

自分の心の操縦席を他人に明け渡すことはない。


ついつい悪魔の契約を結んでしまう自分へ。

自分の心のハンドルを離さないで。

全て自分のせいにしてみたらどう?

自分が創造主なんだからねって

耳元でささやいてあげたい。


神さまが人間として生まれてきたという6歳のトキくん。

「医」の神様から聴いた病気の治し方について語っている。

病気や障害は神さまからのプレゼントなんだって

そう捉えられれば加害者は生まれずに

心の操縦席を明け渡すなんてことも起こらないよね。





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