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シンガポール旅行記(2023):気の向くままにフラフラと。#4

シンガポール4日目。1人で5日も何をしようかと思っていた初日が懐かしくなるほどあっという間に残り2日になって焦る。

今日は朝から動いてみる

到着した日からずっと昼から動き出すような生活をしていたことを少しだけ反省し、シンガポールの朝ごはんを楽しむことに。カヤ・トーストである。
カヤ・トーストとは、焼いたパンにカヤジャム(卵とココナッツミルクがベースのペースト状のジャム)を挟んだもの。パンといっても、サンドイッチ用のような薄いトーストをそれだけでカリカリに焼いたものから、フレンチトーストのような味付けがされたパンを焼いてあるものなどいくつかバリエーションがある。
また、定番の朝ごはんセットでは温泉卵とコピ(コーヒー)と一緒にいただくようだ。ものは試しと思い、ザ・定番の組み合わせをオーダーしてみた。
卵は見た目は日本と同じだが、全体に味が薄いような感じ。ズルズルした食感だけが際立って日本で食べるような卵の味が薄い印象。地元の人たちは、卵を割って醤油のようなタレをかけ、そこにカヤ・トーストをつけて食べていたので真似してみる。…うーん、得体の知れない甘さと塩っぽさ、ほんのり卵の風味…好みではない。
コーヒーはどうだろうか。適当に頼んでみたが、コーヒーにもいくつか種類がある。コンデンスミルクや砂糖の量、アイスやホットなどの中から選ぶ。事前に調べても味の予想がつかなかったので適当に頼んでみた。…これも激甘。コーヒーもめちゃくちゃ濃く入れられているようだ。
総じて、「1回きりの体験でいいかな」という感想だった。これが唯一シンガポールで食べた中でリピートしたくない食べ物かもしれない。※私は甘いものが苦手なため特にそう。

定番の朝ごはんセット
カヤ・トースト
カヤ・トーストのお店(写真左手の黄色い垂れ幕がかかっているところ)が位置しているストリート

最後の夜を過ごすホテルに移動

気を取り直して次の行程へ。実は、ホテルは1泊くらいはいいところに泊まりたい!と思い、最後の夜だけPan Pacific(ベイエリア)のクラブランジの部屋を確保していた。ベイエリア近辺のラグジュアリーホテルが軒並み値上げをしていて、マリーナベイサンズに至っては1泊10万円。流石に一人旅で費やす金額ではない…と(相対的に)比較的お手頃なところを選んでみた。
これが大正解!
フロントの対応も素晴らしいし、アーリーチェックイン対応も快く受け入れてくれた。部屋は十分すぎる広さのベッドにバスタブ、美しいベイビューを楽しめる大きな窓。このブログの写真には載せていないが、広々としたデスク(仕事が捗りそう)、バーカウンターなどが設置されていてホテルの部屋から出たくないくらい。

大きいベッド
部屋から見える景色
ホテルロビー

午後からどうしようかと考えていたら、お兄さんがウェルカムフルーツを持ってきてくれた。ドラゴンフルーツとパイナップルケーキ。

ウェルカムフルーツ

お昼はラクサの有名店へ

ホテルでゆっくりしていたらスコールが来たので、おさまるまでドラゴンフルーツをお供にゆっくりしてからお昼ご飯に出かけることに。この日はまだ行っていないカトン地区に行きたかったのでそちら方面でいいお店を探索。まだ食べていないラクサの有名店を発見したので迷わずそこまで行ってみる。(Janggut Laksa @Roxy Squareというところで、ホームページは見つけられなかった。)
人気の有名店ということで、なんと列に30分ほど並んでようやくオーダーできた。この時すでに14時近い。

オーダーしてから1杯ずつ作ってくれる

かなりココナッツ感強め。私は好きな方だが、苦手な人も多そう。S、M、Lがあるが女性であればSで十分。麺はツルツルしたコシのないそうめんを太くしたようなもので、短く切ってあるためレンゲですくいながら食べる。

ラクサ:浮いているのはココナッツの澱?のようなもの。美味しかった。

可愛らしい色使いと街並みのカトン地区

シンガポール女子旅といえば!なカトン地区。ここはシンガポールで複数の文化が混ざり合って生まれた独特の文化がある地区らしい。有名なのはこの建物の外観!1つ1つの家は実際に人が住んでいる。建物の形は同じだが1つ1つの家の配色が全部違っている。色の組み合わせがとてもかわいらしく、「映え」スポットだろう。実際、日本人の女性がひたすら写真を撮っていた。

可愛らしい配色の建物。色の組み合わせは何かの参考にしたい。
ちょっとした道端の装飾も素敵。
歩道の足元に目をやると細かい模様が。目に入る装飾の1つ1つが魅力的で街ごと持って帰りたくなる。

この地区の可愛らしい色使いやタイル装飾、食器などがお土産らしく、このエリアで買えるというガイドブックもあったけど、実際はあまりお店がなくそんなに期待しない方が良さそうだった。Rumah Bebeというお店がいろいろなブログやガイドブックに出てくるものの、ほとんど商品を置いていないようで、それよりは隣?のインフォメーションセンターっぽいところのお店の方が品揃えは多い。
ただ、必ずしもこの地区で買わなくてもOrchardや空港で買えたりするものが多いので、ここでいいものが手に入らなかったとしても焦る必要はない。

私は時間もあったので一通りお店は見たけれど、これといって欲しい”この地区ならでは”のお土産は見つからなかった。その代わり、シンガポールらしさは全くないけど、素敵な雑貨屋さんで見つけた天然石のリングを購入してそのまま身に付けて帰ってきた。店主の女性にどの色の石がいいかとか、どれが似合うかとかを聞きながら選ぶという思い出付き。これはこれでいい旅の楽しみ方だよね、女子ならではだよね、と店主の女性と盛り上がったり。(男は靴が壊れた時しか買ったものをそのまま身につけて帰ることをしないんだ、と店主が言っていて、なるほどなと思った。)
旅先で不意に始まる会話が面白いのはなぜなんだろうか。こういう瞬間に人間性を取り戻すのだと思う。

ホテルのクラブラウンジを楽しみ尽くす

外へのお出かけはそこそこに、今日の必須イベントはホテルのクラブラウンジに行くこと!せっかくラウンジ付きの部屋に泊まったのだから、無料で食べられる軽食とドリンクを逃すなんて勿体無いことはできない…!

ラウンジでの軽食(一部)
実際はこの4倍くらい食べた気がする
日が落ちた時のラウンジの様子
デザートも可愛い!

ラウンジをみっちり2時間ほど楽しんで一度部屋に戻る。部屋から見える夜景が昼間とは違う雰囲気を醸し出していてこれはこれで幸せである。

部屋から見える夜景

夜の楽しみはまだまだ続く

これで1日が終わり、かと思いきや、そういうわけにもいかない。なぜなら、私はここまでマーライオンの近くに行っていないのだ。昼間よりも夜の方が綺麗だという噂を聞きつけて、ちょうどホテルから15〜20分ほど歩けば着くということで夜の街に繰り出してみた。

Helix Bridgeから見るマリーナベイサンズ方面が信じられないくらい美しい。このあと、マリーナベイサンズの足元の広場で水を使ったショーが行われていたのでのんびり眺めて楽しんでみた。かなり大がかりなライトアップと音楽を組み合わせたショーで、やっぱりシンガポールは夜が楽しいと実感。

マリーナベイサンズ。観光船のライトアップも風景によく合う
夜のマーライオン

ホテルに帰ってバーを楽しむ

その後街中の有名バーに行こうと思っていたが、疲れたのでホテルにすぐバスで帰ってホテルの1階にあるバーで楽しむことにした。Jigger and Ponyに比べるとカクテルのレベルはそこまで高くないのかもしれない(作り置き?のようなものを出していた)が、なかなかおいしい。1杯はメニューから選んでオーダーしてみたが、2杯目は好みを伝えてエルダーフラワーとシャンパンのカクテルを作ってもらった。

1杯目のドリンクとともに。
素敵な区間
2杯目のドリンクを作ってくれている様子

と、ここでだいぶ酔っ払ってきたので、作ってもらったカクテルを部屋まで持って上がってゆっくり1人で飲むことにした。部屋からでもオーダーできるそう。バーで1人で行くだけではなく、英語で好みを伝えて作ってもらうという経験を初めてしたのでまた少し成長できた気がする。

#Day5に続く

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