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【くら詩note】アリフレタナニカ


キミがどこへ行こうとしているかは
ダレも知らない
ボクだってボクがどこに行くかなんて
わからない
今はヒトのいのちが
どこへ行ってしまうかということよりも
もっと知らないといけないことが
山ほどあって
ボクタチはその道の途中

住み慣れたガラス窓に映る
空は堂々と生きて
ボクは堂々とボクとして
生まれてきたはずなのに
いつの頃からか
ボクの中の何かが
何かになろうとして泣いていたんだ

だけどどうしてなんだろうね
何かに迷っていたキミと
偶然知りあえた日から
もうそんなこと
どんどん感じなくなってゆくのは

はずかしいけれどボクは
これからも何度も泣くかもしれない
けれどもう
何かになろうとしてなんか泣かない

キミがボクがどこかへ行こうとする日
ここから逃げ出そうとなんかしない何か
その道の先の
ガラス窓にそりかえる光のように
あたたかく
ひとすじの

アリフレタモノになって
アラユルキミノ
アフレルキミノ
キョウトアシタ
アリフレタナニカになって
アフレルキミを
アラユルボクは


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