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新NISAを始める前に絶対知っておくべき投資の基本の"き" 第一回

政府のインフレ目標2%が射程圏内に入った日本。長かったデフレ時代から物価も上がり給料も上がるインフレ時代へ。新しい世の中の流れにしっかり乗るために、今 投資の知識 が必要になると思います。

新NISAを始めたいけど、何に投資したらよいのか全然わからない。そもそも投資って怖いんだけど、やってもいいの?そんな疑問に少しでも答えたくて、まとめたものが、この記事になります。ぜひ、投資の本質を学んでからNISAを初めて下さい。

全8回のシリーズでお届けします。
今回は第一回

目次

・何で今、投資が必要?
・NISAってそもそも何?
・投資のゴール設定
・資産形成で大切なこと
・NISAのデメリット
・投資のリスクとリターン
・NISAの出口戦略
・新NISAの つみたて枠と成長枠 とは?


何で今、投資が必要なの?

新NISAが始まり、急いで始めないと!と、思ってる方も多いですよね?

私も周りにも沢山います!取り合えず解らないけど、オルカン買えばいい?など、本当に良く聞かれます。

そもそもNISAって制度を 何で政府が用意したか、わかるでしょうか?最初はそこから勉強していきましょう。大事なことです!記事の中に私が勉強するのにお勧めのHPを載せています。そちらをクリックして、知識を深めていただくことをお勧めします。


投資が必要になったと私が考える一番の理由は、環境の変化=日本の経済活動の流れが変わったことです。

日本銀行がインフレ目標2%を設定

物価の上昇が2%なら安定的に経済が発展すると考えているのです。
→2023年10月時点 2%前半で推移

2%の「物価安定の目標」と「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」
https://www.boj.or.jp/mopo/outline/qqe.htm

 日本銀行 金融政策

日銀の政策が軌道に乗ると、今までデフレだった日本もいよいよインフレになり、物価が毎年2%上昇することになります。そうなると困ることがあります。現金が毎年2%で目減りするのです。

インフレについて詳しく知りたい方はこちらがお勧めです
https://www.nomura-am.co.jp/sodateru/start/why_invest/02_inflation.html

野村アセットマネージメント お金を育てる研究所
インフレ率別・元本100万円の20年後の価値

100万円がインフレ率2%だと価値が目減りして、20年後には67万円の価値になってしまします。。。これは100万円という価格は変わらないけど、価値が下がると言うことです。言い換えると100万円で交換できるモノやサービスの価値が下がると言うことです。

最近はモノの値段が上がったと感じますよね。スーパー行っても同じものが高い値段で売ってたり、量が減ってるから、2個買わないと足りなかったり。インフレの先輩であるアメリカに行くと物が高くてびっくりします。

大変!どうにかして、現金を最低でもインフレ2%に、負けないように増やさないと、と焦りますよね。給料や副業で収入で増やすこともできますが、政府が政策を作ってまで、進めたいのがこちらになります。

政府が発表した資産所得倍増プラン

我が国の家計金融資産の半分以上を占める現預金を投資に繋げることで、持続的な企業価値向上の恩恵が資産所得の拡大という形で、家計にも及ぶ「成長と資産所得の好循環」を実現させる

要約すると、家庭に眠っている金利のほとんどつかない預貯金を、投資へ回すことで、企業が成長する=株が上がる 恩恵を、国民でみんなで得ようと言うことです。

プランの詳細はこちらで確認できます
https://www.fsa.go.jp/common/conference/danwa/20230119.pdf

資産所得倍増プランについて 2023年1月19日(木)内閣府副大臣(金融)藤丸敏
資産所得倍増プランについてより引用

家庭の資産の中で投資に回す割合が高い米国では、株価の上昇により、家庭の資産も20年で2.6倍になっています。対して、日本では1.2倍にしか増えていません。日本でもアメリカの株を買うことが出来るので、日本の株が上がってないからでは?と言うわけではありません。北米では個人が株やインデクッスファンドに投資して株価上昇の恩恵や配当金を受け取ることで、資産を増やすことが当たり前に行われているのです。

プランの目標は
5年間でNISA総口座数の倍増
NISA買付額の倍増

今回の新NISAは政府のこのプランを加速させるために制度設計されました。次回の記事で説明しますが、大幅に枠組みが拡大し、恒久化することで、死ぬまで制度を活用することが可能になりました。

少し前に騒がれた老後2000万年不足問題を覚えているでしょうか?足りない不足分をNISAを活用して自分たちで運用し、増やしておいてね と、言うような裏事情?政府からのメッセージにも感じられますが、制度を足掛かりに投資や経済、国際情勢などに、興味を持つ人が増えるのはとて嬉しいです。

今何で、投資が必要なの?

日本も長かったデフレの時代が終わりインフレ2%目標に物価が上がると、現金が目減りする時代になると思います。

その時代を賢く生き抜くための 1つの方法 として、自分の資産=現金を銀行で預金として眠らせておくのではなく、投資をすることで、2%以上にお金を増やすことが必要だからです。

では次回は新NISAの中身についてご紹介します。



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