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新NISAを始める前に絶対知っておくべき投資の基本の"き" 第五回

全8回のシリーズでお届けします。
今回は第五回
NISAのデメリット
これをきちんと知ったうえで始めましょう!

目次

・何で今、投資が必要?
NISAってそもそも何?
・投資のゴール設定
・資産形成で大切なこと
NISAのデメリット
・投資のリスクとリターン
・NISAの出口戦略
・新NISAの つみたて枠と成長枠 


最大のデメリットは
投資した商品の元本割れリスクがあるコト


NISAは第二回でも説明しましたが投資で得た利益の非課税制度です。なので、投資をしないとNISA制度を利用できません。言い換えると、投資で利益が出ないと制度の恩恵を得ることができないのです。

私の実績でも、2018年から始めた積み立てNISAの運用結果を見ると2022年はマイナスでした。インフレ抑制のために急激な金融引き締めで変動が大きく全世界株価指数(MSCI)も21年に比べて17%下落しました。

結果、私の保有しているインデックスファンドは軒並みマイナスの青い画面を見続けました。(※私のポートフォリオはマイナスだと青設定)その後、2023年に持ち直し、現時点はプラスになっています。

日経平均を見ても、下落の谷を何回も超えてきたことが解ります。

日経平均株価の歴史と過去の株価の推移

私が投資を始めてから、一番インパクトのあったリーマンショックは下落率が50%以上の投資信託もあったのでその瞬間は資産が半分となっていました。


でも安心してください。対処方も、歴史から沢山学べます。下はNISAで大人気のオルカンことオールカントリーが連動しているインデックス、MSCIの推移になります。 

全期間の指数の推移

全世界株価指数(MSCI)の設定が始まった1969年を100とすると、現在は約63倍となっています。その間にはたくさんの谷があります。リーマンショックどこか解りますか?2007年初頭に4000円近かった指数も翌年のリーマンショックで2000円以下に下げています。恐ろしいですね、、、、!でも、実はチャンスだったりもします。株は下がったときに買うがセオリー。この時に買っておけば、2017年には3倍以上になっています。

下がった株は持ち続け戻るのを待てばいいのです。歴史がそう教えてくれています。

元本割れリスクにつて説明しました。その時に何が起きて株が下がっているのかそれはいつまでと、自分で見通せることが大切です。だからこそ、NISAを始める前に勉強が必要なのです。


実は、大きなデメリット
商品を選ぶために知識が必要となる

NISAを始めるといいよ!と、少し制度を教えてあげると賢い友達は大枠の理解が出来て、証券口座は開いたよって連絡が来ます。

その後、半年ぶりに会った時にNISAで積み立ててるの?と尋ねると、、、

相談したかったんだよ!何を買ったら良いのか、全然わからなくて涙 投信信託について基本的なことが理解できても、260本近くある金融商品から選ぶのが出来ないのです。もちろん、NISAの本も沢山あるので勉強すればよいことなんですが、金融って言葉が取っつきにくいらしくいざ、証券会社の買い付け画面に行くとこれでほんとに良いのか、、、途方に暮れるみたいです。学校でも教えてくれないし日本だと何となく、お金の話や投資の話は一般的でないイメージがあるのかもしれませんね。

そう意味でも、大きなデメリットです。デメリットを超えた先にある
投資で得る自由な生活のために、勉強をがんりましょう!


2023年までのNISA制度と変わらず
損益通算ができない

これは長期の積み立てを前提とした投資の手法ではデメリットでないのですが、短期で利益を得たい場合は大きなデメリットとなります。

投資で損出を出した際は譲渡益にかかる税金と相殺できます。

例えば、持ってたい株が下がってしまいその企業の未来の展望が見えない場合株を売ってしまうことがあります。買った総額ー売った総額を計算すると
50万円、損したとしましょう。

その損を他の株で出た利益と相殺することができるのです。

今回の例でいうと、50万円までの利益なら、今回の損と 損益通算 できて
税金がかかりません。しかも、過去3年分遡ることも可能で、非常にありがたい税制上のシステムです。

それが、NISAだと適応外となります。簡単に言うと、NISA枠で損失がでても
損益通算できないのでNISA枠外の利益と相殺できないのです。※NISA枠の利益は非課税。NISA枠は長期でリスクを軽減した運用方法に合わせて制度設計されているので、適応外なのかと思われます。

NISA枠での運用はプラスで終えられるよう商品を選んでいく事が、必要になります。


以上が簡単ですがNISAのデメリットになります。皆さん納得した上で投資をNISAを始めて下さいね。


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