被爆者の思いをつなぐユース vol,1 高橋悠太
こんばんは!ヒバクシャ国際署名キャンペーンリーダーの林田です。今回は、今年の春に開催されるNPT再検討会議に被爆者とともに国連へ渡るユースの一人、高橋悠太さんをみなさんにご紹介します!
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みなさん、初めまして!「被爆者国連派遣募金」のサポーターを務めることになりました、慶応義塾大学1年の高橋悠太と申します。なお、私はユースメンバーとして、4月後半、NPT(核拡散防止条約)再検討会議に際して、ニューヨーク国連本部にも派遣されます。今回は、私の活動紹介とサポーターとしての抱負を簡単に語ります!
「2019年9月被爆者の岡田恵美子さんと平山郁夫作『広島生変図』の前で」
これまでと現在の活動
私は広島に生まれ育ち、盈進(えいしん)中学高等学校で、「ヒューマンライツ部」に所属。「核廃絶!ヒロシマ・中高生による署名キャンペーン」への参加や「ハンセン病問題から学ぶ活動」などを通して、多くの当事者(ひと)と出会い、人間の生き方や社会のあり方を考えてきました。
「2016年8月 仲間たちと街頭に立つ(筆者は左端)」
大学進学後も核問題を中心に様々な活動に関わっています。
特に、核兵器禁止条約に背を向ける日本政府の姿勢に疑問を持ち、私たちが選挙で選んだ政策決定者・議員への働きかけに力を入れています。全国規模では、すべての国会議員の核兵器禁止条約への立場を可視化することなどをめざすプロジェクト「議員ウォッチ」を運営しています。
また、「YOUNG×平和ー未来のストーリーを作る」というイベント名で、「核兵器」「 平和」 などをキーワードに若者が集まり、それぞれの経験・問題意識・ビジョンなどを共有する場がほしいとの思いから、“対話カフェ”も首都圏の個性豊かな友人たちと企画しました。
さらに、各地の仲間と「Youth Network for Peace(YNP)」を立ち上げ、①各々の「平和」を追求できるような環境づくり、②若い人たちが活動しやすいネットワーク作りができるプラットフォームの創造を模索しています。
「2019年11月 長崎でのYNP初イベントにて参加者らとともに」
決意と抱負
私は、これまで多くの被爆者の方々の凄惨な体験と力強い訴えに触れる度、「核廃絶は被爆者の苦しみが原点」(故・森瀧市郎氏の哲学)であると確信してきました。そして彼らの体験を世界に共有したいとの思いから、このキャンペーンに関わることを決めました。
日本国内はもちろん、ニューヨークでの国際会議に集った多くの同世代の若者たち、あるいは指導者らと、考えの違えを乗り越えながら、この広島・長崎の記憶を共有し、共通価値を育みたいと考えています。
そして、遠からず来る被爆者がいない時代に向けて、今回の経験を生かして、工夫し、普遍的な運動・取り組みを模索します。最後までお読みいただきありがとうございました。それでは、よろしくお願いします!
※この記事は現在被爆者が呼びかける「被爆者国連派遣募金」のキャンペーンの一環として掲載しています。高橋さんや被爆者の活動を応援してくださる方はぜひ支援&情報拡散へのご協力をお願いします!
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