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居酒屋バイト奮闘記~今できることを考える~

全国的にコロナウイルスの感染者増加により緊急事態宣言が発令中です。
そして私がバイトをしている居酒屋はピンポイントで自粛要請されている状況です。

確かに飲み食いする場所は一度に大人数が集まりやすい(密集)、お酒を飲むと人との距離が近くなりやすい(密接)状況を作りやすい場だと思います。加えて飲食する時はマスクを外さなければいけないというのも感染リスクを上げてしまう要因です。

それぞれのお店で消毒や換気の徹底でできる限りの対策をしています。私が済む田舎の居酒屋なんてお店でクラスターが発生してしまったりすれば、一気に噂は広まり風評被害にあうのは火を見るよりも明らかです。

「お客様には来てほしいけど、怖い」というもどかしい状況が続いているのが現状です。

私のバイト先も県独自の緊急事態宣言により2月7日(現時点)までの時短営業の要請をされています。基本的には閉店していて、テイクアウトの予約が入った場合のみお店を開けています。19時以降酒類の提供ができないというのはどう考えても厳しいです。時短営業をするよりはいっそ休んだ方がいいというのが店長の考えです。今回は1日4万円の保証があるのも大きいです。

できることを考える

小さな地域で生き残っていくにはファン(お店を応援してくれる人)を作ることが重要だと思います。
そこに関しては店長の人柄に惚れてきてくれる常連さんがたくさんいます。本当にありがたい事です。常連さんを大切にしてお店に来てもらい続ける努力をすると同時に、新しく来てくれたお客さんにもファンになってもらう努力も必要です。

しかし来てもらおうにもこういう状況です。そこでできることを考えました。

テイクアウトメニューをポスティング

これをやっていないのは遅すぎるくらいですが、まだやっていません。
私の住んでいるアパートには他のお店のメニューがポストに入っていました。やってるところはやってる。

都会ではたくさんのDMなどがポストに入っていて見ることもなく捨てられることが多いイメージですが、田舎のポスティング効果は結構あると思っています。

実際近所の居酒屋(すでにポスティングしている)は夕方の時間に車が多く停まっています。テイクアウトのお客さんです。

今後また自粛要請がないとは言い切れないので(ある前提で行動する)ポスティングは確実にやった方がいいと思います。と言うか店長に言って私だけでもやります。

ポスティングの効果を考える

私が考えるポスティングの効果は

・ダイレクトにテイクアウトのお客さんが増える可能性がある
・まだお店の存在を知らない人への認知になる
・すでに存在は知っているがテイクアウトの有無を知らせることができる

などが考えられます。実際テイクアウトを頼んでくれるお客さんにテイクアウト用のメニューを渡すのですが、「結構何でもできるんだね」と言ってもらえることもしばしば。常連さんにも認知されていないこともあるんだと気付かされました。

そして田舎とは言っても数十店ほどはお店があります。その中で自分のお店の存在すら知らないという人は確実にいます。また、存在は知っているけど行ったことはないという人もいるでしょう。
そういった人たちへ訴求することによって、お店の存在を知ってもらうと同時に「コロナが落ち着いたらお店に行きたい」と思ってもらえる可能性があります。

経費をかけずに作る工夫

各店のテイクアウトメニューはカラフルで写真なども使って工夫されています。業者に依頼して作ってもらっている感じです。

一方、私の店は白い紙に手書きで書いてあるだけのシンプルなメニューです。お店に来たことがある人は文字を見ただけで料理の絵や量が想像できると思いますが、全く知らない人に対してはちょっと優しくないです(笑)

ただ、結構な量印刷されているこのメニューを無駄にしたくはありません。
そこで私が考えたのがSNSの活用です。

チラシにインスタのQRコードやアカウントを載せて、そこから料理の写真を見てもらうという方法です。画像も工夫して一目でメニューと写真が結びつくように写真に文字を追加したりするともっといいでしょう。

ただ、一つネックになるのが、高齢者への対応です。
インスタユーザーの年齢層は若年層が圧倒的です。40代以降だんだんとユーザー数が少なくなるイメージです。
そこに対してはご家庭であるならば、子供さんなどからつながる可能性もあります。フォロワーを獲得してより多くの人に伝わるようにしていく努力も必要です。

感情に訴える

ポスティングされたチラシを捨ててしまう人というのは一定数いるので「捨てられない工夫」も必要だと思います。

そこにはカラフルにして目に留まるように工夫したり厚めの紙にすることによってペラペラ感をなくすといったことがあると思います。

ですが白紙に手書きのチラシです。捨てられる可能性大です(笑)経費をかけずかつ捨てられにくい方法を考えなければなりません。

そこで「感情に訴える作戦」を考えてみます。

メニューにプラスして手紙を同封してみるのはどうでしょう。

実際に緊急事態で苦しいことはみんな分かっていることでしょうが、弱音というものはべらべらと他人に話したりしませんよね。

苦しい現実→だけど頑張っているという事を正直に手紙に書くことによって、読んだ人の感情に訴えかければ応援したくなるのではと思います。

これは高齢者への対策にもなるかも知れません。

日頃からSNS発信

現代、SNSのフォロワーというのは大きな影響力になります。
私のお店はアカウントは持っていますが、力を入れているとは言えません。

こういった困ったときのための助けにするためには日頃からの発信が重要です。「今日も元気に営業中です!」と発信するにしても、お店の入り口を写したり、料理を写すだけでも人には違う発信に映ります。店長やバイトといった人の写真を使うのもいいと思います。

スタッフ同士やスタッフと店長の仲のいい関係を発信することによって、お店の料理が食べたいだけでなく人に会いに行きたくなるというもう一つ行く理由をプラスしていくとより効果的だと思います。

さらに許可を得ることが大前提になりますが、常連さんと店長といった写真も良いでしょう。仮にその人がインスタをしていたら、タグ付けすることによりその人のフォロワーにまで広めることができます。

お店では常連さんが誕生日の日にお店に来てくれることがあります。そういった情報を覚えておいてお店からサービスでお酒や料理を提供することがあります。
そのようなサービスを積極的に発信することにより、お店に来たことがない人にも「行ってみたい」と思わせることができるかも知れません。

可能性を探る

コロナ禍で嘆くことはいくらでもできます。

「こんなはずじゃなかった」「コロナなんてなければ」

そんなことを言っても現実は変わりません。政府の対応にも大きな期待はできません。

できることをスタッフみんなで考えることが結束を生み出し、お店を存続させることができると思います。

コロナの中でも何とか生き延びれた!より

コロナが来て逆に売り上げが伸びた!新しいお客さんが増えた

となった方が全員ハッピーですよね。

私自身、これからもできることを考えて実践していきます。
同じ飲食店関係で困っているい人の参考になればと思って書かせていただきました。ともに頑張りましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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