移住して住み始めた城。地域のHUBとなる城主の挑戦 【後編】
大学生の時に所属していた農業サークルをきっかけにおおい町と出会い、卒業後は地域おこし協力隊として移住した渡邊敢太さん。まちのランドマークタワー的な存在である「名田庄城」に住み、「城主」として、おおい町を訪れる人たちの交流の場をつくっています。後編では地域おこし協力隊着任中から関わっているおおい町のビッグプロジェクトについてご紹介していきます。
前編はこちら
新しいまちの風景をつくる
地域おこし協力隊としておおい町の情報発信などを手がけていた渡邊さん。
実は着任中から、あるプロジェクトのメンバーとして関わっていました。
渡邊さん：
おおい町の沿岸部には道の駅やホテル、子供向け施設などが集積する「うみんぴあ」というエリアがあるのですが、そこに新たに複合商業施設を建設するプロジェクトがスタートしました。「みんなでつくる公園」をコンセプトに、どんな施設にしていくか、計画段階からお手伝いをしていました。
2022年3月に地域おこし協力隊を卒業した渡邊さん。
さらにこのプロジェクトに深く関わるべく、
運営会社のリライトおおい株式会社に就職。
2022年7月、おおい町の新たな複合商業施設
「SEE SEA PARK（シーシーパーク）」が誕生しました。
渡邊さん：
「SEE SEA PARK」には、アウトドアストア、カフェダイニングやファッションストア、エステ、町内で新たに創業したい人を応援するチャレンジショップエリアや、シェアオフィスエリアなど、観光拠点やビジネス拠点としてご利用いただけます。協力隊着任中から関わっていたプロジェクトということもあり、思い入れはひと一倍強いですね。
企業も人も、つながりの輪が広がる
「SEE SEA PARK」がオープンして数ヶ月。
運営を通して、渡邊さんはどんな変化を感じたのでしょうか。
渡邊さん：
確実にまちの風景が変わりましたね。おおい町は関西方面からの海水浴客が多いエリアでしたが、「SEE SEA PARK」がオープンしてからは、海水浴目的ではない県外からの観光客が増えたように思います。例えば、私が企画した毎月“新月”の夜に開催する「NEW MOON MARKET」も変化を感じた出来事の一つ。それまで、このエリアは夜になると閑散としていましたが、イベントをきっかけに今までとは違うにぎわいが生まれるようになりました。
「みんなでつくる公園」というコンセプトの通り、県内の企業や地域のキーマンを巻き込みながら、さまざまなアイデアを出し合っていますが、特に同じ福井県でも敦賀市より北に位置する「嶺北エリア」の企業と関係性が強くなったことも嬉しかったですね。これまで距離的になかなか交流が難しかったのですが、「SEE SEA PARK」ができたことでつながりの輪が広がりました。企業だけでなく、お客さん自身も「ここでこんなことができるかも」とこの場所でやりたいことを妄想しながら、実現できる場所になれば最高だなと思っています。
福井市で飲食事業を展開する株式会社ピリケンが運営
おおい町の魅力である「人」をつないでいきたい
今後、渡邊さんはどんなことにチャレンジしていくのでしょうか。
おおい町の魅力と合わせて伺いました。
渡邊さん：
まずはこの施設をもっと盛り上げていくことが今の目標です！「SEE SEA PARK」や私が住んでいる「名田庄城」を通しておおい町の魅力にふれていただき、同年代をはじめ多様な世代が自由に楽しみながらチャレンジできる場所に育てていきたいですね。おおい町の魅力は人。来てみたら、きっと実感していただけると思います！
まさに地域のHUBとなる渡邊さん。
新たな出会いが生まれるおおい町に
これからもますます目が離せません。
SEE SEA PARK
住所：福井県大飯郡おおい町成海1-8-5（うみんぴあエリア内）
開館時間：10:00〜22:00
休館日：12月31日、１月１日、 毎週水曜（休日、祝日を除く）
tel：0770-77-4489
HP：https://see-sea.co.jp/
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福井暮らすはたらくサポートセンター ( 福井Uターンセンター )
〒910-0858 福井県福井市手寄 1 丁目 4-1 AOSSA7 階
電話：0776-43-6295 ( 東京、名古屋、京都、大阪にも窓口があります）
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福井県公式就職情報サイト「291JOBS」
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