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コーチングで人を幸せに。転妻キャリアコーチきのこさんの生き方

今回インタビューしたのは、キャリアコーチとして活躍中のきのこさん。なぜきのこさんはコーチになったのか、どのように仕事と家庭を両立して働いているのか伺いました。今後のキャリアに悩んでいたり、やりたいことや自分の強みがわからない方は参考にしてみてください。

1991年生まれ。1歳と3歳の子供を育てる2児の母親であり転勤族。コーチとして100名以上の20代〜30代女性のキャリア支援実績を持つ。現在は転勤族の女性向けキャリアコミュニティ「kinocom」の運営や、複数社の契約コーチとしても活動中。
Twitter:https://twitter.com/tenmamkinoko
ブログ:https://tenmamareal.com/

興味なかったコーチングが仕事に

ーーまずは簡単に、自己紹介をお願いします。

現在はベトナムに住んでいますがもともと香川県の小豆島出身で、大学から関東にきて東京で仕事をしていました。前職は人材紹介会社でファッション業界の企業様の採用支援をして2年半勤めた後、主人がいた香川県に移り住みました。

そこからキャリアが大きく変わり、フリーランスとして働きはじめます。最初は求人ライターを1年くらいやりましたが、ブログを書き始めたのをきっかけにWebスキルを身につけたいなと思って女性向けキャリアスクールのSHElikes(以下、SHE)に入会しました。

Webデザインが一番おもしろいなとなりWebデザイナーの仕事をやったのですが、その後自己分析をした結果コーチがしたいなと思い現在はコーチをしています。

ーーコーチングに興味を持ったのはどのタイミングですか?

コーチングを知ったのはSHEに入ってからです。昨年の6月に初めて受けたのがきっかけでしたが、当時興味はなかったんですよ。本格的にやろうと思って決めたのは去年の12月です。

ーー最初コーチを始めるとき不安はありませんでしたか?

最初投資するときに「失敗したらどうしよう。」と不安はありました。それでも、私自身コミュニケーションを少しだけ変えたいと思ったきっかけがあったんです。

昨年の12月、友達から相談したいと電話がかかってきました。いくつか内定を取得してどっちにしようか迷っていたので、自分なりにアドバイスをしたんです。けれども、友達には何も刺さっていませんでした。

力になりたいと思い3時間電話したのですが、今の自分のコミュニケーションだと本当の意味で人のためにならないと思いコーチングを学んだほうがいいのかもと気付きました。

コーチにならなかったとしても日常生活で活かせることがあるだろうし、学んで損はないと思ったのでとりあえずやってみてコーチが違うと思ったらそれはそれでいいかの感覚で投資しましたね。

ーーコーチとして活動を始めるまでどんな勉強をしましたか?

スクール入るまでは本を読んだだけなんですよ、1冊。本を読んで「あ、こういうものか。」くらいしか本当に勉強していませんでした。

私体験で学びたい派で座学がすごい苦手なんです。スクールも結果的に座学はほとんどなくて、基本は実践で学んだのでコーチングは勉強より体験して学びなさいって感じでした。

コーチングの奥深さ

ーー現在仕事はどんなことをされていますか?

メインはコーチとして仕事をしており、特にキャリアのご相談に乗ることが多いです。個人での活動以外に複数社とコーチ契約をしているため、個人で集客した方以外の方もお話を聴く機会が増えてきました。

セッション以外の時間はSNSやブログを更新して集客活動をしたり、コミュニティ運営に時間を費やしています。

ーーセッションはどんな流れでやるのですか?

体験セッションでは最初に自己紹介をしたあとコーチングへの理解のすり合わせをします。コーチングについて説明したあとコーチングが始まります。最後にセッションを継続するかどうか意思確認をして、最初のセッションは終了です。

継続セッションに関しては全然違っていて、体験セッションで立てた目標やアクションに対してどうだったかを振り返ったあとに今日話したいテーマについてお話を聴いていきます。

ーーコーチング内容は結構人によって違うのですか?

全然違いますね。例えば最初のテーマはキャリアだったとしても、話を聴いている中で本当の課題は自信がないことや人間関係だったとか全然違うところに行き着くことが結構あります。

人によってはパートナーとの関係性をテーマにされることもあるので、オールテーマです。

ーー最初と最後でテーマが変わることがあるのですね。

話の入り口の最初のテーマはそこまで重要ではありません。話を聴いているうちに本当は考えるべき大切なテーマが見つかることがよくあります。

また、話しているコトもそこまで大切ではなく話しているヒト自身に焦点を当てていきます。

本質的な課題が見つかったり、本当の変えなきゃいけないところに気付くセッションを目指していますね。

ーー日々コーチングをしていて勉強になったことはありますか?

毎回勉強になります。私にも自信がない側面がありますし、人の目を気にすることは誰しもが持っている課題です。それでもひたむきに向き合っている人を見ると自分も考えさせられます。

一番心に残っている方で、発信がしたくてもできない方がいらっしゃったのですが1回のセッションで大きくマインドが変わりました。

「私はできない、苦手だ。」と思いこんでいたのがそうじゃないと1回はずれるとできるようになりその結果、最終セッションでは最初にお会いしたときと全く違うキャリアを築いています。

私がやったことは思い込みをはずす手伝いをしただけですが、ちょっと辛いことがあってもすぐ前を向いて次こういうことやってみよう!が出てくるのをみたときに鳥肌が立ったんです。

変化へのスピードは人それぞれですが、固定概念や視点を変える大切さを改めて気付かされました。

ーーすごいですね……私もいつかコーチングを受けてみたいです!

コーチとして、母親として

ーーきのこさんは2児の母親でもありますが、仕事と家庭の両立で工夫しているところはありますか?

朝は早く起きるようにしてます。朝しか1人の時間がないので毎朝5時に起きて朝活の時間を確保しています。

あとはごはんは徹底的に手抜きしていますね。あまり品数にこだわるとかもなく、短時間でささっと作れるものしか作らないです。

日本にいたときは子供を2人見ながら家で仕事するのが大変だったので、お手伝いさんを呼んでいました。

ーー私自身子供はいませんが、子育てしている方はどうやって仕事を両立しているんだろうととても疑問に思っていました。

社員になりたい気持ちが最初はあったんですが、実際に子供が生まれてライフスタイルを考えたときに自分は疲弊することが目に見えていました。

それなら在宅で働ける仕事を雇用形態関係なく選ぶのも時間の短縮にはすごい合っていたかなと思います。

主人も手伝ってくれる人なので、できるときにどっちかがやるとか土日にまとめてごはんを作っておくとかなるべく平日の負担を減らす方向を一緒に考えていました。

ーー私も工夫して頑張ります!

今だけなんですけどね。もう少し子供が大きくなったらそんなこと悩まなくてよくなると思います。

とはいえ、塾が始まったり習い事や送り迎え、学校行事が始まるとそれはそれで大変だと思うので自分が大切なものを大切にできる考え方ができたらいいなと思います。

人生を諦めたくない人のサポートがしたい

ーー最後に、今後の目標を教えてください!

2つあります。1つはコーチとしてまだまだ実力不足を感じることがたくさんあるので、ずっとスキルアップしていきたいと思っています。もっと短い時間でもなにか新しい気付きに繋げ、行動を後押しできる人になりたいです。

もう1つはベトナムに住んでいるのにベトナムで全く活動していないので、ベトナムで知り合った人となにか一緒にやりたいです。なにも決めていないんですけどね(笑)。

今はコロナでなかなか外に出れませんが、落ち着いたら社交的な場に出てどんどんいろんな人と知り合い、いろんな世界を知りたいです。

コーチにこだわっているのではなく、自分がやりたいと思ったことがあったらどんどんチャレンジして変わりたい自分がいます。

「こういうことやりたいんだよね。」があったらかけ合わせたら面白そうとか、知り合った人同士が繋がったらこんなことが生まれるんじゃないかみたいなことを一緒に実現していく人でありたいなと思います。

将来のビジョンでいうと、キャリア=人生の壁にぶち当たっても諦めたくないと願う人のために出会いや気付きをもたらす存在になりたいです。

自分の力でビジネスを生み出したり、誰かに価値発揮をしたり社会貢献をする人が増えるサポートをしたいです。

ーーコミュニティにもチャレンジしている女性多いですよね。

ほんとにすごいですよね。ここまで自分のキャリアに向き合っている人や頑張りたい人がいることが嬉しいし、その出会いが広がっていくのも楽しいです。

でも多分一部なんです。私の周りには実生活でなかなか出会ったことがありません。自分の可能性に蓋をしたり、ここまででいいやと勝手に限界を決めてしまっている人が多いです。

当面の話だけだったらいいのですが、老後を考えたときに人生に目的がない状態で進み続けるのはすごくもったいないと思うんです。

お金と一緒で、今のうちから将来のために準備していってそのお手伝いができたらいいなと思っています。

ーー素敵ですね。私もそんな女性になりたいです!

頑張っている人には支援者がつくと思っています。誰かしら応援してくれる人が絶対出てくると思うので、努力は必ず報われると信じています。

私自身100人100時間セッションを4ヶ月でやると決め、自分へのプレッシャーをかけました。

「やばい!このままだとペースが間に合わない!」と思うこともありました。

それでも実際やってみて自分自身が変わりましたし、実績を見て「ここまでやっている人だったら大丈夫か。」と来てくれる人が自然と増えたんです。

やりたいことがないと言う人多いじゃないですか。強みがありませんみたいな人も。自分自身もわからなくて悩みましたし、誰か教えてくださいと思ったこともあります。

でも、それって正直なところどっちでもいいんです。やりたいことがなくてもよくて、強みに気付けていなくてもオッケーだと思っています。

結果的に行動しないとやりたいかどうかわからなければ、自分の強みかどうかもわからないんですよ。

私もSHEに入っていなかったらコーチングを知らなかったし、最初は興味がありませんでした。

でも自己分析しているなかで「あ、コーチング向いているらしい。」ってなり、じゃあコーチやろうかなとなりました。

強みもわからなくていいんですが、人に価値発揮やなにかしてあげたときに「ありがとう。」や「すごい救われた。」と言われるのは絶対その人の強みです。

ですが、それは他者へのアクションをしないと気付かないことだと思うので自分自身で見つけようと思ってもなかなか難しいんですよね。

今悩んでいる人がいたら自分がなにもわかっていない状態をずっと悩むのではなく、なにかちょっとでも興味あるなと思ったものにとりあえず手を出すことをやってみてほしいです。

ーー勉強になります。本日はありがとうございました!

今回きのこさんの実体験の話を伺い、自分自身のやりたいことや強みを見つけるためにはまず今目の前にあることに取り組むことが近道だと気付かされました。自分の考えを整理したい方は、ぜひキャリアコーチのきのこさんに相談してみてください。

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